ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ(指揮)
ベートーヴェン、チャイコフスキー、
シュミット、シュテファン
CD1
ベートーヴェン:交響曲第7番
収録:2018年8月24日
CD2
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)
エリーザベト・クルマン(アルト)
ベンヤミン・ブルンス(テノール)
ユン・クヮンチュル(バス)
ベルリン放送合唱団
ギース・レーンナールス(合唱指揮)
収録:2019年8月23日
CD3
チャイコフスキー:交響曲第5番
収録:2019年3月9日
CD4
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
収録:2017年3月23日
CD5
フランツ・シュミット:交響曲第4番
収録:2018年4月13日
ルーディ・シュテファン:1楽章の管弦楽のための音楽
収録:2012年12月21日
初回特典
初回封入特典
Blu-ray 1
ベートーヴェン:交響曲第7番
ベートーヴェン:交響曲第9番
シュミット:交響曲第4番
※このブルーレイ・ディスクには、上記全曲の音声トラックとコンサート映像が収録されています。
【Video】
画面:Full HD 1080/60i 16:9
音声:2.0PCM Stereo、5.1DTS-HD Master Audio
字幕:独、英、日本語
リージョン:All
【Audio】
2.0PCM Stereo 24 bit/96kHz 5.1DTS-HD MA 24 bit/96kHz
Blu-ray 2
チャイコフスキー:交響曲第5番
チャイコフスキー:交響曲第6番
シュテファン:1楽章の管弦楽のための音楽
※このブルーレイ・ディスクには、上記全曲の音声トラックとコンサート映像が収録されています。
ボーナス映像:キリル・ペトレンコによる談話
【Video】
画面:Full HD 1080/60i 16:9
音声:2.0PCM Stereo、5.1DTS-HD Master Audio
字幕:独、英、日本語
リージョン:All
【Audio】
2.0PCM Stereo 24 bit/96kHz 5.1DTS-HD MA 24 bit/96kHz
デジタル
バウチャー
- ダウンロード・コード
この商品には、上記全曲のハイレゾ音源(24bit/192kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。 - デジタル・コンサートホール
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。
アートワーク:ローズマリー・トロッケル(表紙「キャンディード」)
当エディションについて
キリル・ペトレンコ
このエディションは、今まさに始まろうとしているベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と私の共同作業のスナップ写真であり、我々の関係のスタートをマークするものです。
チャイコフスキーの交響曲第6番は、私が首席指揮者に選ばれた後に、最初に共演した際に演奏されました。お互いに非常に神経を高ぶらせ、多大な緊迫感のもとに上演しましたが、この録音にも、その雰囲気が表れていると思います。今日に至るまで止むことのない、エネルギーの源泉です。当時私は、この最初の出会いで、私の文化的背景であるロシア音楽から1曲演奏することが大切だと思っていました。その後、「第5番」にも取り組みましたが、今後「第4番」も取り上げて、彼の3大交響曲を俯瞰できればいいと考えています。その際、今日でもチャイコフスキーにまとわりついている「サロン音楽家」のイメージを拭い去りたいと望んでいます。私を動かすのは、そのような紋切り型ではなく、彼が内心の相反する感情を表現し、不安と希望を音楽に変え、宿命の力に抗して幸福な人生を全うしようとしたことなのです。
F・シュミットの交響曲第4番は、ウィーンでの学生時代から大好きな曲ですが、今日彼は、不当に上演回数が少ない作曲家に属しています。私にとっては、シュミットはマーラーに対置させられる存在で、その音楽は、チャイコフスキーと同様に、きわめて個人的な感情から発しています。「第4番」は「告別の交響曲」であり、器楽によるレクイエムと呼べるかもしれません。彼は、最初と最後に登場するトランペット・ソロを、「彼岸に向かう時に一緒に持ってゆく音楽」と表現しています。私はこの曲を、ベルリン・フィル(彼らは「第4番」を何十年も演奏していませんでした)とベルリンの聴衆に、できる限り早く紹介したいと思っていました。このセットを通じて、より多くの人に知られるようになれば、これに勝る喜びはありません。
私はシュテファンも、非常に重要な作曲家だと考えています。彼も、人々にまったく知られておらず、評価もされていません。シュテファンは、第1次世界大戦中、28歳の若さで戦死しましたが、これにより、20世紀の最も将来性ある作曲家のひとりが、芽を摘まれてしまったのです。彼は、わずかな作品しか完成できませんでしたが、それらは最高の質を持っています。彼の名前と作品が忘れられないことを、強く望んでいます。
ベートーヴェンの作品は、ベルリン・フィルにとって、言うまでもなく最大のレパートリーです。生誕250年である2020年においては、それが特に当てはまります。交響曲第9番では、人間の本性における偉大なものと脅威的なものが共存しています。もし宇宙船に、地球人についての率直な像をのせて発信するとすれば、この曲をのせるべきでしょう。《第9》には、デモーニッシュなもの、戦闘的なものと、深い人間愛の両方が含まれており、その音楽は、我々が持つヒューマニズムと破壊的な性格の両面を示しているのです。私は、2019年8月の首席指揮者就任演奏会で演奏するのは、この曲しかないと考えていました。幸いなことに、その前に交響曲第7番も演奏・録音しており、このセットでは、ベートーヴェンが我々の共同作業の屋台骨のひとつであることが、感得いただけると思います。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と新首席指揮者キリル・ペトレンコによる初めてのボックスセットが発売されます。ベートーヴェンやチャイコフスキーのコンサート・レパートリーの礎石となる交響曲や、フランツ・シュミットやルーディ・シュテファンといった現代において正当な評価を受けていない20世紀の作曲家の作品など、ペトレンコにとって重要なレパートリーが収録されており、ベルリン・フィルとペトレンコ両者の今後の方向性が示唆された内容となっています。
CD1に収録されているのは、ベートーヴェン交響曲第7番。これは、2018/19年シーズン開幕演奏会で、翌シーズンからの就任に先駆けてキリル・ペトレンコがタクトを取りました。冒頭は整然とした演奏にオケの美しさや鮮やかなテクニックが随所に感じられますが、第3楽章の後半から一気に終楽章へと頂点を持っていき、爽快なテンポで駆け抜け、圧巻のフィナーレへと到達します。今後への期待と高揚感が聴衆を熱気の渦へと包み込みます。
CD2には、キリル・ペトレンコが正式に首席指揮者に就任した2019/20年シーズンの開幕公演からベートーヴェン「交響曲第9番」を収録。ペトレンコはシーズン開幕前の記者発表で「第9」を取りあげたことについてこう述べています。「就任演奏会でベートーヴェンの「第9」を選んだことには、非常にシンプルで、しかし真摯な理由があります。というのは、もし人類を代表する音楽、人間の酸いも甘いもを包括し、表現した音楽というものがあるならば、それは「第9」だと思われるからです。それが、私とベルリン・フィルの新しい時代のスタートになるべきだと考えました。」
本来であれば、19/20シーズンでは、ベートーヴェン生誕250周年を祝したプログラムとして歓喜(Freude)を表現した「第9」、自由(Freiheit)を表現した「フィデリオ」、平和(Frieden)を表現した「ミサ・ソレムニス」の3つの作品が演奏される予定でした。
CD3は、2019年3月、ペトレンコ就任前の最後の演奏会から、チャイコフスキーの交響曲第5番。濃厚なロマン性をもつ「第5」。チャイコフスキー独特の抒情的な旋律の歌い方、ベルリン・フィルの重厚感、ペトレンコのシリアスでドラマティックな解釈は、期待に違わぬ 圧倒的な演奏となりました。
CD4には、単独でリリースしたチャイコフスキー「悲愴」。これは、2015年夏に彼が首席指揮者に選出された後、最初に客演した機会(2017年3月)に収録されたもので、ペトレンコの真価が発揮された演奏となっています。
そしてCD5には、ペトレンコならではのレパートリーといえる作曲家フランツ・シュミット、ルーディ・シュテファンの作品が収録されています。愛娘の死を悼んで書かれたフランツ・シュミットの交響曲第4番。そして第1次大戦で悲劇的な死を遂げたルーディ・シュテファンの1楽章の管弦楽のための音楽です。これまでのベルリン・フィルではあまり取り上げられてこなかったドイツ・オーストリア系の重要な作曲家たちを取り上げることにより、新たなレパートリーを開拓していくことになります。
初回特典として、20/21シーズンを記念した写真集(16ページ)が付属します。ベルリン・フィルの135年以上の輝かしい伝統は、フルトヴェングラー、カラヤン、アバドといった多くの巨匠たちによって作り上げられています。サー・サイモン・ラトルの後を引き継いで、キリル・ペトレンコがこの歴史に加わることとなり、両者のこれから続く音楽的コラボレーションの第1歩を本拠地フィルハーモニーで撮影されたこの写真集で楽しむことができます。
ベルリン・フィル・ラウンジ特別号が公開!
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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団・商品一覧
ベートーヴェン、ベルク、バルトーク:ヴァイオリン協奏曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フランク・ペーター・ツィンマーマン
品番:KKC-9695/7
価格:¥9,000(税込)
形態:2CD+1BD
輸入盤・日本語帯・解説付
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『プレゼンティング・ベルリン・フィル・レコーディングス』 日本限定スペシャル・サンプラー
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番:KKC-6301
価格:¥3,001 (税込)
形態:2SACD Hybrid
直輸入盤・日本語帯・解説付
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グスタフ・マーラー:交響曲全集(第1~10番)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番:KKC-9612/25
価格:¥21,780(税込)
形態:10CD+4 Blu-ray
輸入盤・日本語帯・解説付
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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ(指揮)
ベートーヴェン、チャイコフスキー、シュミット、シュテファン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番:KKC-9600/6
価格:¥14,300(税込)
形態:5CD+2BD
輸入盤・日本語帯・解説付
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チャイコフスキー:
交響曲第6番≪悲愴≫
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ(指揮)
品番:KKC-6029
価格:¥3,565(税込)
形態:SACD Hybrid
直輸入盤・日本語帯解説付
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フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG) アーカイヴ 1939-45
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
品番:KKC-5952/73
価格:¥35,648(税込)
形態:22SACD Hybrid+1DVD
直輸入盤・日本語帯・解説付
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アジア・ツアー2017~ライヴ・フロム・サントリーホール
サー・サイモン・ラトル ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番:KKC-9327/32
価格:¥12,100(税込)
形態:5SACD Hybrid+1Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説付
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ジョン・アダムズ・エディション ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・アダムズ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番:KKC-9271/6
価格:¥14,300(税込)
形態:4CD+2Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤
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ベートーヴェン:交響曲全集 (ベーレンライター版/ジョナサン・デル・マー校訂版)
サー・サイモン・ラトル(指揮)
品番:KKC-9151
価格:¥14,300(税込)
形態:5CD+3Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤
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クラウディオ・アバド~ザ・ラスト・コンサート
クラウディオ・アバド(指揮)
品番:KKC-9149
価格:¥8,250(税込)
形態:2CD+Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤
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シューベルト:交響曲全集
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
品番:KKC-1054
価格:¥35,648(税込)
形態:8LP 180g 限定盤
直輸入盤・日本語帯・解説付
■販売終了
シューベルト・エディション(交響曲全曲、ミサ曲、オペラ)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
品番:KKC-5445/53
価格:¥17,600(税込)
形態:8CD+1Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説・歌詞対訳付、日本語字幕付
レコード芸術特選盤
2015年度 「第53回」 レコード・アカデミー賞 大賞受賞作品 / 大賞 交響曲部門
■販売終了
シューマン:交響曲全集
サー・サイモン・ラトル(指揮)
品番:KKC-5461
価格:¥5,720(税込)
形態:2SACD Hybrid、デジパック仕様
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤
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シューマン:交響曲全集
サー・サイモン・ラトル(指揮)
品番:KKC-9083
価格:¥9,900(税込)
形態:1Blu-ray Disc Video & Audio+2CD
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤
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ヨハン・セバスティアン・バッハ:「ヨハネ受難曲」
サー・サイモン・ラトル(指揮)
品番:KKC-9098/100
価格:¥7,590(税込)
形態:2DVD+1BD 豪華美麗ハードカバー装丁
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤
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