希望~Spes

「アナ雪」のオープニング曲≪ヴェリィ≫を収録!
歌うのはもちろん映画と同じノルウェーのア・カペラ・コーラス「カントゥス」
伝統歌唱「ヨイク」をベースにした美しい声のハーモニー

  • アーティスト:フローデ・フェルハイム
  • レーベル:2L
  • 品番:2L-110SABD
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:Blu-ray Disc Audio + SACD Hybrid
  • 録音情報など:5.1 surround/stereo
  • 収録時間:56:29

TRACK LIST

希望~Spes

フローデ・フェルハイム1959–):サンクトゥス
エリクス・エシェンヴァルズ(1977–):慈しみと愛のあるところ
ミア・マカロフ(1970–):希望
フローデ・フェルハイム(1959–):キリエ
エバ・ウガルデ(1973–):ミゼレレ
松下功(1951–)ハレルヤ、新しい歌を主に向かって歌え
フローデ・フェルハイム(1959–):白鳥
クヌート・ニューステット(1915–2014):マリアの歌
フランツ・クサヴァー・ビーブル(1906–2001)アヴェ・マリア
フローデ・フェルハイム(1959–):われらに平和をお与えください
キム・アンドレ・アルネセン(1980–):たとえ口を閉ざしていようと
フローデ・フェルハイム(1959–):ヴェリィ

カントゥス
トーヴェ・ラムロ=ユースタ(指揮)
フローデ・フェルハイム(ヨイク、シンセサイザー)
スノッレ・ビェルク(打楽器)
録音2014年5月、11月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ
録音エンジニアリング ビアトリス・ヨハンネセン

[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 9.1 Auro-3D(24bit/96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC]
[SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)]

★北欧の北極圏、サーミ地方の伝統音楽がヨーロッパの宗教音楽と出会ったら、どんなことが起きるだろうか……。ノルウェーの女声合唱団カントゥスの新しいアルバムは、そうした問いへの答えのひとつとして制作されました。プロジェクトには、ディズニーのアニメーション映画『アナと雪の女王』のオープニングでカントゥスの歌う《ヴェリィ》を作曲した、サーミの伝統と文化を今に伝える音楽家のひとり、ノルウェーのフローデ・フェルハイム(フィェルハイム)が参加し、ヨイク歌唱とシンセサイザーを担当しています。「希望。人々のうちにあって、人々を結ぶもの」。“Spes”––ラテン語の「希望」––がアルバムタイトルに採られました。『アナと雪の女王』の冒頭に「ナーナーナーヘンヤーナーハイヤハイヤー♬」と流れる印象的な曲《ヴェリィ》。作曲者フェルハイムのルーツであるレーロース(南サーミ地方)は、「アナ雪」の舞台のモデルになった地域。氷を切りだすことを生業にしているクリストフのモデルもサーミ人といわれています。本アルバムの最後に収録された《ヴェリィ》は改訂版が歌われます。
★タイトル曲の《希望》は、作詞家、作曲家、編曲者として活躍するフィンランドのミア・マカロフの作品です。『旧約聖書』の『コレヘトの言葉(伝道の書)』8章の第1節・第8節「『人の知恵は顔に光を与え、固い顔も和らげる』……人は霊を支配できない……」と、サーミの芸術家ニルス=アスラク・ヴァルケアパー(1943–2001)の「私は霊に支配されている。だが、私は生きている……」の詩が対比されます。ラトビアのエリクス・エシェンヴァルズの《慈しみと愛のあるところ》、スペインのエバ・ウガルデの《ミゼレレ》、『詩編』149番による松下功の《ハレルヤ、新しい歌を主に向かって歌え》。ドイツの作曲家ビーブルの《アヴェ・マリア》は、1964年、『お告げの祈り(Angelus)』と『アヴェ・マリア』をテクストとした男声合唱曲です。演奏旅行でドイツを訪れたコーネル大学グリークラブがアメリカで初演し、アメリカのシャンティクリアやスウェーデンのスヴァンホルム・シンガーズといった各国のアンサンブルもレパートリーに加え、広く知られるようになりました。女声合唱と混声合唱のための版は、作曲者自身による編曲です。2014年に亡くなったノルウェーの作曲家ニューステットは、ノルウェー・ソリスト合唱団とスコラ・カントールムを創設し、合唱指揮者としても活躍しました。《マリアの歌》は、顕現の神秘と神の御業の力を詠んだ、イギリス生まれのクリスチャン詩人、ルシー・ショー(1928–)の詩による作品です。ニーダロス大聖堂少女合唱団のために《マニフィカト》(2L106SABD)を書いたアルネセンもノルウェーの作曲家。「たとえ輝いていなくても、私は太陽を信じる……たとえ口を閉ざしていようと、私は神を信じる」。第二次世界大戦が終わった後、ナチスの強制収容所の壁に刻まれているのが見つかったという詩がテクストです。フェルハイムの《白鳥》は、このプロジェクトのための委嘱による作品です。1911年にスウェーデンのビョルクフィェレットでクリスティーナ・ユーハンソンが歌い、カール・ティレーンが採譜したヨイクを基に作曲されました。
★1986年の創設以来カントゥスを指導してきたトーヴェ・ラムロ=ユースタの指揮。フェルハイムの曲では、彼のシンセサイザーとスノッレ・ビェルクの演奏する打楽器が、サーミの人たちのシャーマンを囲む精霊信仰をイメージさせます。

[Pure Audio Blu-rayディスクとSACDハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–rayディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACDハイブリッドディスクはSACDブレーヤーと CD プレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-rayディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–rayプレーヤーもしくはBlu–ray対応のPCをお使いください]

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