1919年~ヴィオラ作品集

時代を生き抜いた女流作曲家レベッカ・クラーク
激動の年1919年に作曲されたヴィオラ作品集

  • アーティスト:バーバラ・ブントロック
  • レーベル:CAVI MUSIC
  • 品番:4260085533046
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

1919年~ヴィオラ作品集
レベッカ・クラーク(1886-):ヴィオラとピアノのためのソナタ
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ 作品11-4
ブロッホ:ヴィオラとピアノのための組曲

バーバラ・ブントロック(Va) ダニエル・ハイデ(P)

★ドイツ、ヴッパータール出身のヴィオラ奏者バーバラ・ブントロック。2012年の東京国際ヴィオラコンクールで第2位を獲得。ヨーロッパ各地の音楽祭に招待され、自身が主宰するヴッパータール3B音楽祭も開催。ベルリン・コンツェルトハウス管とウォルトンのヴィオラ協奏曲で共演、マリアニ・ピアノ四重奏団のメンバーとしてコンサート・ツアーに参加し、リューベック音楽大学で後進の指導にもあたっている、実力派ヴィオラ奏者です。 このアルバムには1919年第一次世界大戦の混乱の中で作曲された3つのヴィオラの作品を収録しています。イギリスのヴィオラ奏者であり作曲家でもあったレベッカ・クラーク。彼女が活躍した20世紀前半のイギリスでは社会進出する女性がまだまだ少なく非常に厳しい時代でした。彼女自身も父親との確執や社会からの疎外に苦しみ、そんな中で作品を生み出していました。ここに収録されているヴィオラ・ソナタは、彼女の転機となった作品。アメリカの富豪の妻で現代芸術の庇護者として知られるエリザベス・クーリッジ夫人が設立した作曲コンクールに応募し、同じくここに収録されているブロッホのヴィオラ組曲と1位を分かち合い、最終的にはブロッホに優勝をもっていかれることになりますが、彼女の代表作となりました。イギリス民謡を思わせるような親しみのあるメロディーから大胆に展開させる印象的な作品です。 ブロッホのヴィオラ組曲は、彼がアメリカに渡って間もない頃に作曲された作品で、ブロッホ独特の才気が感じられます。またヒンデミットのヴィオラ・ソナタも混沌とした時代背景を感じさせる部分と、後期ロマン派の美しさとが混ざり合った強烈な作品。 バーバラ・ブントロックの卓越した技術と、内面的陰影のある音楽性がただならぬ可能性を感じるヴィオラの弾きの登場です。
4260085533046

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