エルネスト・ブロッホ:ヴァイオリン・ソナタ第1番、2番、ピアノ・ソナタ

濃厚でエキゾチックな旋律。
ユダヤの民俗音楽を色濃く呈する
ブロッホのソナタ集

  • アーティスト:ヌリット・スターク
  • レーベル:CLAVES
  • 品番:50-1705
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD ディジパック仕様
  • 収録時間:70:15

TRACK LIST

エルネスト・ブロッホ(1880-1959):
①ヴァイオリン・ソナタ第1番(1920)
②ヴァイオリン・ソナタ第2番「神秘の詩」(1924)
③ピアノ・ソナタ(1936)

ヌリット・スターク(ヴァイオリン)
セドリック・ペシャ(ピアノ)
セッション録音:2017年2月/テルデックス・スタジオ(ドイツ)

★Clavesレーベルの看板アーティスト、ヴァイオリンのヌリット・スタークとピアノのセドリック・ペシャ。当ディスクではエルネスト・ブロッホのソナタに挑みました。
★ユダヤ民族主義の立場を強調した作曲家ブロッホはジュネーヴに生まれ。ジュネーヴ音楽院で教鞭をとったのち、1917年に教師としてニューヨークに招かれ、1924年には市民権を得ました。ブロッホの作品はユダヤ教の典礼音楽や、ユダヤ人の民俗音楽を色濃く呈し、その代表作としてチェロと管弦楽のために書かれたヘブライ狂詩曲「シェロモ」やヴァイオリンとピアノのために書かれた「バール・シェム」~ハシディズム教徒の生活の3つの情景(とりわけ第2曲のニーグンは有名)などを残しました。
★2つのヴァイオリン・ソナタともに渡米後1920年代の作品で濃厚でエキゾチックな旋律が印象的です。第1番ではヴァイオリン・パートの冒頭からG線のみで弾かれる旋律が続き、畳み掛ける音符の連続により隙のない緊張感を与えます。ピアノ、ヴァイオリンともに高度な技術を要し、一度聴いたら耳から離れない強いインパクトをもたらします。
★ブロッホは1930年にスイスに戻るも、第二次世界大戦を避け1939年にふたたびアメリカに渡りました。ピアノ・ソナタは1936年に書かれました。戦中の混乱や心の葛藤があらわれており、またブロッホの後期の作品らしく新古典主義の傾向が強くあらわれております。
★ヌリット・スタークとセドリック・ペシャのデュオは、これまでにブゾーニ、エネスコのヴァイオリン・ソナタ集、シューマンのヴァイオリン・ソナタ集などをリリースしております。

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