21世紀らしいフレッシュな感性による
ハチャトゥリヤンとペンデレツキ
- アーティスト:アストリグ・シラノシアン
- レーベル:CLAVES
- 品番:50-1802
- ジャンル:ジャンルクラシック協奏曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:70:01
21世紀らしいフレッシュな感性による
ハチャトゥリヤンとペンデレツキ
①ハチャトゥリヤン:チェロ協奏曲ホ短調 (1946)
②ペンデレツキ:チェロ協奏曲第2番 (1982)
アストリグ・シラノシアン(チェロ)、アダム・コレチェク(指揮)シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2017年8月/ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・スタジオ(ワルシャワ)
★アストリグ・シラノシアンは、1988年リヨン生まれのアルメニア系女性チェロ奏者。8歳でリヨン音楽院に入学を許され、その後バーゼル高等音楽大学でイヴァン・モニゲッティに就いて腕を磨きました。2013年に行われた第2回ペンデレツキ国際チェロ・コンクールで優勝して注目されました。フォーレ、プーランクのソナタを収録したアルバム(50-1604)に次ぐシラノシアンの第2弾はオーケストラとの共演。彼女の出自を明示したハチャトゥリヤンの協奏曲と、コンクール本選の課題曲でもあったペンデレツキの第2番という彼女のこれまでの人生を描いたアルバムとなっています。
★ハチャトゥリヤンは最初グネシン音楽学校でチェロを学び、最初の作曲もチェロ小品でしたが、チェロ協奏曲を手掛けたのはピアノやヴァイオリンの協奏曲よりずっと後の1946年。前2作に比べるとポピュラリティが下がりますが、楽器の機能と魅力を熟知していただけありきわめて雄弁。エキゾチックなアルメニア色に酔わされます。
★ペンデレツキの2番は1982年の作で、ベルリン・フィル創立百年とロストロポーヴィチに捧げられました。単一楽章ながら演奏時間36分の大曲で、トーンクラスターや弦のグリッサンドが多用され、ペンデレツキならではの音世界を作っています。