マッツ・エック17年ぶりの全幕バレエ新作
「ジュリエットとロミオ」
世界初演のジュリエット役は木田真理子
- アーティスト:スウェーデン・ロイヤル・バレエ団
- レーベル:C MAJOR
- 品番:71-5608
- ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽
- 価格:オープン価格
- 形態:DVD
- 録音情報など:画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.1、PCM ステレオ
リージョン:All - 収録時間:108mm
マッツ・エック17年ぶりの全幕バレエ新作
「ジュリエットとロミオ」
世界初演のジュリエット役は木田真理子
「ジュリエットとロミオ」/
スウェーデン・ロイヤル・バレエ団
振付:マッツ・エック
スウェーデン・ロイヤル・バレエ団
ジュリエット:木田真理子
ロミオ:アンソニー・ロマルジョ
キャピュレット公:アルセン・メーラビャン
キャピュレット夫人:マリー・リンドクヴィスト
ヴェローナ太守:ニクラス・エック
乳母:アナ・ラグーナ
マキューシオ:ジェローム・マルシャン
スウェーデン王立歌劇場管弦楽団
アレクサンドル・ポリャニチコ.( 指揮)
ベンクト=オーケ・ルンディン(ソロ・ピアノ)
セミ・スタールハンメル(コンサートマスター)
舞台&衣裳:マグダレーナ・オーベリ
照明:リーナス・フェルボム
映像監督:トーマス・グリム
収録:2013年スウェーデン王立歌劇場
★スウェーデンの鬼才振付師マッツ・エックの17年ぶりの全幕バレエ新作「ジュリエットとロミオ」。2013年5月24日スウェーデン王立歌劇場で初演され、2000年ローザンヌ国際バレエ・コンクールでスカラシップ賞を受賞し、現在スウェーデン・ロイヤル・バレエ団に所属している木田真理子がジュリエット役を務めました。
★音楽はプロコフィエフではなく、チャイコフスキーを使用。マッツ・エック氏はその理由を以下のように述べています。「この作品はプロコフィエフの音楽で頻繁に上演されておりよく知られています。また舞台での可能性もあらゆる手を尽くされたと感じました。チャイコフスキーは他のバレエ音楽に代表されるように、バレエ音楽に限らずダンサーにとって非常に踊りやすい音楽であります。
例えば、交響曲第5番の緩徐楽章は、バルコニーの感情表現にぴったりであるし、ピアノ協奏曲第1番の雄大な序奏はヴェローナ太守の不幸な選択を暗示し、組曲第3番の『主題と変奏』はロミオとマキューシオの心理を上手く描写してくれる。
そして弦楽四重奏曲第1番の『アンダンテカンタービレ』は寝室のパ・ド・ドゥに、クライマックスではマンフレッド交響曲の悲壮感が恋人たちの悲劇をより一層強調します。」
★マッツ・エックの振付の特徴は古典の新解釈という点にあります、今回も斬新なアイデアをふんだんに盛り込んでいます。彼は2011年起こった“アラブの春”の象徴的な出来事であったチュニジアの露天商であったモハメド・ブアジジの事件を重ね合わせ、ロミオとジュリエットの死を引き起こしたのは社会や家族の構造だという解釈を展開しています。そしてその解釈は斬新であるだけでなく、踊りと音楽がしっくりと溶け合い必ず聴衆の感動を生むということもマッツ・エックの特筆すべき点であります。