フランツ・シューベルト(1797-1828):オペラ「フィエラブラス」(全3幕)

2014年ザルツブルク音楽祭ライヴ
メロディーメーカー、シューベルトの魅力が満載
オペラ「フィエラブラス」

  • アーティスト:インゴ・メッツマッハー
  • レーベル:C MAJOR
  • 品番:73-0708
  • ジャンル:ジャンルクラシック歌劇
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2DVD
  • 録音情報など:画面:NTSC 16:9, 音声:PCM ステレオ DTS 5.0, 字幕:英仏西中韓日, 言語:ドイツ語, リージョン:All
  • 収録時間:本編:174分, ボーナス:10分

TRACK LIST

フランツ・シューベルト(1797-1828):オペラ「フィエラブラス」(全3幕)
台本:ヨゼフ・クーペルヴィーザー

ミヒャエル・シャーデ(フィエラブラス)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(カール王)
ユリア・クライター(エンマ)
マルクス・ウェルバ(ローラント)
ベンジャミン・ベルンハイム(エギンハルト)
ドロテア・レシュマン(フロリンダ)
マリー・クロード・シャピュイ(マラゴン) ほか
アンゲリカ・プロコップ ウィーン・フィル・アカデミー
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 インゴ・メッツマッハー(指揮)

演出:ペーター・シュタイン
舞台:フェルディナント・ヴェーゲルバウアー
衣装:アンナマリア・ハインリッヒ
照明:ヨアヒム・バルト
映像監督:ペーター・シェーンホファー
収録:2014年8月22&25日、ザルツブルク、モーツァルトハウス(旧祝祭小劇場)、ライヴ
日本語字幕:井形ちづる

ボーナス:メイキング・オブ・フィエラブラス

★2014年ザルツブルク音楽祭で上演されたシューベルトのオペラ「フィエラブラス」のライヴ映像。
シューベルトは「歌曲王」として知られ、その美しい旋律で数多くの作品が歌い継がれています。しかしことオペラ作品となると、ほとんど上演機会はなくほとんど知られておりません。実際シューベルトは確認されているだけで、10曲のオペラを書いていますが、生前にはほとんど上演されることはなかったといいます。理由としては、モーツァルトのようにダ・ポンテのような有力な台本には恵まれなかったことが大きいと言われています。しかし、どの作品にもシューベルト流の美しい音楽が全体を彩り、物語を生き生きとさせることができていると言えるでしょう。
近年、シューベルトのオペラに対する再評価も進み、そうした中で上演されたのが2014年のザルツブルク音楽祭での「フィエラブラス」でした。「フィエラブラス」は1823年に作曲されたシューベルト最後のオペラ。クラウディオ・アバドが1988年に全曲演奏するなど再評価されてはいましたが、日本語の字幕がついて国内で販売されるのは初めて。指揮は、新日フィルとの共演で日本でもお馴染みのインゴ・メッツマッハー、演奏はウィーン・フィルという布陣。メッツマッハーの細やかでメリハリのある音楽をウィーン・フィルが完璧にサポートしています。
そして充実の歌手陣にも注目。現代最高峰の美声テノール、ミヒャエル・シャーデがフィエラブラスを歌い、バス歌手として国際的に活躍しているゲオルク・ツェッペンフェルトは、貫禄たっぷりにカール王を演じています。さらに最近アーノンクール、ムーティといった巨匠指揮者との共演も多いソプラノ、ユリア・クライターは清潔感ある歌唱で好演し、古楽やリートで活躍しているドイツの名ソプラノ、ドロテア・レシュマンも安定した歌声を披露するなど女性陣の華やかさも舞台を引き立てています。演出はドイツの演劇界を牽引するペーター・シュタイン。で、シューベルトの音楽にフォーカスしたシンプルで美しい舞台となっています。

【あらすじ】
舞台は、カール大帝の時代の南フランスとスペイン。フランク王国(南スペイン)のカール王とムーア人の国(スペイン)君主ボーラントは戦争を行っていた。お互いは異なる宗教を信仰していた。カール王の軍は、ボーラントの息子フィエラブラス率いる軍を打ち破り勝利を治め、フランク王国へ凱旋。カール王は騎士ローラントの進言を受け、捕虜として連れてきたフィエラブラスを解放する。すでにローラントとフィエラブラスは友情を育み、フィエラブラスは改宗もしていた。フィエラブラスはカール王の娘エンマに思いを寄せていたが、エンマはフランク王国の騎士エギンハルトと恋仲だった。一方ローラントもフィエラブラスの妹フロリンダと愛し合っていた。フィエラブラスはエンマを諦め、父ボーラントを説得し改宗させ、カール王に降伏、苦渋の決断をする。
最後は両国が和解し2組みのカップルも結婚が成立し、幸せのもと終了する。

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