ハッリ・アハマス(1957–):室内オペラ《蛇の指輪》(2008)

ラハティ交響楽団の首席ファゴット奏者兼作曲家のハッリ・アハマスの室内オペラ

  • アーティスト:ペトリ・コムライネン
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-394
  • ジャンル:ジャンルクラシック歌劇
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD
  • 収録時間:95:41

TRACK LIST

ハッリ・アハマス(1957–):室内オペラ《蛇の指輪》(2008)

ウッラ・ライスキオ(メッツォソプラノ) イルッカ・ラーソネン(語り)
ツァグロス・アンサンブル
ミッコ・ラーサッカ(クラリネット) ユハ・ラウロネン(打楽器) ミンナ・コスキミエス(ピアノ、チェレスタ、チェンバロ、ハーモニウム)
レーナ・サーレンパー(ハープ) キリル・テレンティエフ(ヴァイオリン) アヌ・アイラス(ヴィオラ) アンテロ・マンニネン(チェロ) サンポ・ラッシラ(コントラバス) ペトリ・コムライネン(指揮)
録音:2015年6月1日–4日 カレヴィ・アホ・ホール(ラハティ、フィンランド)

★ハッリ・アハマスは、フィンランドの作曲家。ラハティ交響楽団の首席ファゴット奏者も務めています。作曲はシベリウス・アカデミーのエングルンドとラウタヴァーラに学びました。自由調性から、さらに半音階的なスタイルで作曲。第2番の交響曲が、2004年の国際ウーノ・クラミ作曲コンペティションの第2位に選ばれました。《蛇の指輪》は、彼の2作目の室内オペラ。メッツォソプラノのウッラ・ライスキオが見つけてきたティッタマリ・マルッティネンの詩作『蛇の指輪』を、ライスキオ、演出家イルッカ・ラーソネン、アハマスの三人で台本にまとめ、2幕の作品に作り上げています。「十五世紀、下ブルグントのベアタ・リヨネーズは、定められていた男のもとにいやいや嫁いでいく。婚礼の日、かつて恋に落ちた男性が披露宴の場にいることに気づく。『誓います』の言葉は、新郎ではなく、彼女が心を捧げただひとりの男に向けられる。最初の子を疫病で失くしたものの、多くの子に恵まれる。子供たちが成長すると彼女は若き日に恋した男のとこに戻っていく……。ベアタは、家庭生活よりも薬草の世界に夢中になっている。心の均衡を支えているのは、薬草と薬効を目録にまとめること。司教たちの警告も無視、病を癒すという薬草ケーキを近所の人々のために作りつづける。夫と家事には不満。ベアタの作った薬草のペーストを食べた夫が死に、彼女は呪いにも魔法にもかからない女になっていた。ベアタが老衰で死ぬ。葬儀に集まった人々が皮肉をこめて語る。『わたしたち近所のものは、彼女のことは、いいことしか言わない』」。《蛇の指輪》は、メッツォソプラノが物語のなりゆきを語り、歌うスタイルを採り、チェロとコントラバスの演奏する「プロローグ」の主題など、いくつかの主題と示導動機により音楽が進められます。2008年夏、カヤーニ詩週間で初演。「リベラル思考、理想主義、実験願望」をキーワードに活動をつづける室内アンサンブル、ツァグロスを、初演と同じペトリ・コムライネンが指揮しました。

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