ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラで聴くゴルトベルク変奏曲
- アーティスト:ラ・コンパニー・ポシェット
- レーベル:ALBA
- 品番:ABCD-396
- ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:50:14
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラで聴くゴルトベルク変奏曲
J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ラ・コンパニー・ポシェット
ミンナ・ペンソラ(ヴァイオリン) アンティ・ティッカネン(ヴィオラ)
セルゲイ・マーロフ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)
録音:2016年2月17日、19日–20日 聖カタリナ教会(サンクトペテルブルク、ロシア)
制作・録音:アレクセイ・バラシュキン
★J・S・バッハが鍵盤楽器独奏のために作曲した《ゴルトベルク変奏曲》は、リストやブゾーニのころから編成を変えて演奏することが行われ、19世紀の終わりには2台ピアノの版も作られました。旧ソ連のアゼルバイジャンに生まれたアメリカのヴァイオリニスト、ドミートリー・シトコヴェツキー(1954–)による弦楽三重奏のための編曲が作られたのはグレン・グールドが亡くなった後。グールドを追悼したこの作品は、スウェーデンのトリオ・シリアクス=ペーション=ライティネンをはじめ各国のグループにより演奏され、弦楽三重奏のレパートリーとして定着してきています。ロシアのヴァイオリンとヴィオラの奏者、セルゲイ・マーロフ(1983–)が「肩掛けのチェロ」ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを弾き、弦楽四重奏団 Meta4 のミンナ・ペンソラと、Meta4 の創設メンバーだったアンティ・ティッカネンと組んだ「ラ・コンパニー・ポシェット」の《ゴルトベルク変奏曲》は、シトコヴェツキーの版を基本に三人が共同で編曲を手がけました。彼らはフィンランドで演奏した後、ロシアのサンクトペテルブルクに渡り、ネフスキー大通りにあるカトリックの聖カタリナ教会でアルバムのための録音セッションに臨みました。マーロフのヴィオロンチェロ・ダ・スパッラは、ドミートリー・バディアロフが彼のために2011年に製作した楽器。ペンソラはカルロ・ベルゴンツィ製作のヴァイオリン(1732年)、ティッカネンはエーロ・ハーハティのヴィラ(2010年製作)を弾いています。