ピアノ音楽の楽しみに聴き手を誘うリスト=マッティ・マリン
- アーティスト:リスト=マッティ・マリン
- レーベル:ALBA
- 品番:ABCD-398
- ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- 録音情報など:5.0 multichannel、stereo
- 収録時間:75:51
ピアノ音楽の楽しみに聴き手を誘うリスト=マッティ・マリン
『ゲートウェイ』
J.S.バッハ/リスト編:幻想曲とフーガ ト短調(BWV542) S.463
シューベルト:4つの即興曲 D.899(Op.90)
リスト:ピアノソナタ ロ短調 S.178
リスト=マッティ・マリン(ピアノ)
録音:2014年9月24日–25日 クーサーホール(クーサンコスキ、フィンランド)
★フィンランドのピアニスト。リスト=マッティ・マリン(1976–)は、シベリウス・アカデミーの博士課程で「ピアノ・トランスクリプション」を研究し、その一環として録音したチェルニー、タールベルク、J.S.バッハ、ベートーヴェン、リストたちの作品による『ピアノ・トランスクリプションの芸術』(ABCD240)でCDデビュー。2010年に博士号を取得しています。ワーグナー作品のトランスクリプションを演奏した『魔の炎(Magic Fire)』(ABCD353)につづく Alba レーベル第6作『ゲートウェイ(Gateways)』。J.S.バッハの音楽の本質とピアノの響き、技巧を完全に把握していたリストが、原曲の重量感を尊重し「バロックオルガンではなく大型のロマンティック・オルガン」のために編曲した《幻想曲とフーガ ト短調》。シューベルトの《即興曲》は「第1番ハ短調が単音の旋律による『暗い響き』の変奏曲、テンポの速い無窮動ワルツの性格をもつ第2番変ホ長調、無言歌』の第3番変ト長調は、オーストリアの民俗舞曲レントラーを思わせるリズムのフレーズも現れる第4番変イ長調」。「シューベルトの《さすらい人幻想曲》とヴェーバーのピアノと管弦楽のための《コンツェルトシュテュック》から大きな影響を受けた」(マリン)リストの《ソナタ ロ短調》。ピアノ音楽の楽しみに聴き手を誘うような「独創的な始まり(ゲートウェイ)」をもつ作品によるプログラムが組まれています。アルバムは「私たちがみな通らねばならない門(gate)に歩みを進める前に、できあがったマスターテープを聴くことのできた父ヨウニ・マリン」の思い出に捧げられました。