フィンランド・ヴァイオリン音楽集

フィンランドの女流ヴァイオリニスト、
オーストレムが弾く世界初録音の
フィンランド・ヴァイオリン作品集

  • アーティスト:アンネマリー・オーストレム
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-410
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:56:12

TRACK LIST

『フィンランド・ヴァイオリン音楽』

ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902–1982):ピアノ三重奏曲(1925)*
エルッキ・メラルティン(1875–1937):弦楽三重奏曲 Op.133 **
ヴァイノ・ライティオ(1891–1945):ヴァイオリンとピアノのための作品集 Op.18(1920/1923)
【バラード/カンツォネッタ/舟歌/詩】、ミスミソウ(1943)(ヴァイオリンとピアノのための)

KAAÅS トリオ *【アンネマリー・オーストレム(ヴァイオリン)、
ティーナ・カラコルピ(ピアノ)、ウッラ・ラムペラ(チェロ)】
アッテ・キルペライネン(ヴィオラ)**、トマス・ヌニェス=ガルセス(チェロ)**

録音:2017年1月14日–15日、28日–29日 セッポ・キマネン・ホール(カウニアイネン、フィンランド)
制作:ソニヤ・フレキ、トゥーマス・ユプショーバッカ、シリヤマリ・ヘイキンヘイモ
録音:マッティ・ヘイノネン

★「1920年代のフィンランド、シベリウスの陰でどんなヴァイオリン音楽が作られていたか?」。シベリウス・アカデミーの博士課程で学んだヴァイオリニスト、アンネマリー・オーストレム(1977–)のアルバム第2作では、当時主流だった音楽スタイルの作品が4曲、演奏されます。番号付き交響曲を3曲作った、フィンランドで最初の女性交響曲作家ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902–1982)のピアノ三重奏曲は、「アレグロ・コン・フォーコ」と「ラルゴ-アレグロ-ラルゴ」の2楽章で構成された、保守的な様式を基本にポリフォニーと半音階のスタイルも取り入れた後期ロマンティシズムの情熱的な音楽とみなされる作品。シベリウス・アカデミーの図書館に保存されていた手稿譜を KAAÅSトリオが発見し、第1稿と第2稿を組み合わせて演奏しています。彼女が作曲を学んだエルッキ・メラルティン(1875–1937)は、交響曲6曲、管弦楽曲、ヴァイオリン協奏曲、室内楽曲、バレエ、オペラと多ジャンルの音楽を後期ロマンティシズム、印象主義、表現主義と幅広いスタイルで作曲しました。弦楽三重奏曲は、ロマンティックなスタイルで書かれた4 つの弦楽四重奏曲の後、1920年代初期の作品と推測されています。「アンダンテ-アレグロ」「アンダンテ・フネーブル(葬送のアンダンテ)」「プレスト」「終曲-ヴィヴァーチェ」の4楽章で書かれ、明確な調性のあるスタイルからモダニストの要素まで取り入れた、めまぐるしく気分が変化する作品です。ヴァイノ・ライティオ(1891–1945)は、アーレ・メリカントとともに改革者として1920年代フィンランドの音楽シーンに登場しました。《ヴァイオリンとピアノのための作品集》は、彼が表現主義的な管弦楽曲を主に手がけていた時期に作曲されたモダニズム的手法による多面的気分の音楽。《ミスミソウ》は、優しい雰囲気を漂わせる小品です。

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