ルツェルン音楽祭の上海交響楽団

中国のオーケストラのレベルに驚愕!
ヴェンゲーロフの熱演のルツェルン音楽祭ライヴ

  • アーティスト:マキシム・ヴェンゲーロフ、ロン・ユー
  • レーベル:ACCENTUS MUSIC
  • 品番:ACC-20440DVD
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:DVD
  • 録音情報など:リージョンオール 画面:16:9、NTSC 音声:DD5.1, DTS5.1 PCM STEREO
  • 収録時間:109:39

TRACK LIST

①アーロン・アヴシャロモフ:交響詩「北京のフートン」(1931)
②チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
③ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47

マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)②
ロン・ユー(指揮)上海交響楽団
録音:2017年8月/ルツェルン・カルチャー・コングレス・ホール

★中国のオーケストラがルツェルン音楽祭に初登場しました。1963年生まれの指揮者ロン・ユー(余隆)率いる上海交響楽団で、驚きの実力を披露しています。ロシアの作曲家による3篇を演奏していますが、一曲目のアーロン・アヴシャロモフ(1894-1965) は極東ニコラエフスク・ナ・アムーレに生まれ、1918年から1947年まで中国に暮らし、同国のクラシック音楽の発展と教育に多大な貢献をした父的存在。 ★アヴシャロモフは1932年に上海へ移り、上海交響楽団を指揮するなど同楽団とも深い関係があるので、ここでとりあげているのも敬意の表れと申せましょう。1931年作の「北京のフートン(胡同)」は北京の裏道の雑踏を描いた色彩的な作品で、中国本土で作られたオーケストラ曲第1 号とされます。中国最初の民族主義的オーケストラ曲を作ったのがロシア人というのは意外ですが、現在の上海交響楽団の演奏で聴くことができるのは感動的。中華風味満点で、誰もが面白く聴くことのできる奇作です。 ★さらなる注目は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をヴェンゲーロフが演じていること。ヴェンゲーロフ久々の新録音で、アバドとの共演盤から21年を経た円熟ぶりを味わえます。 ★メインはショスタコーヴィチの交響曲第5番。1937年の作ゆえアヴシャロモフの「北京のフートン」とほぼ同時代ながら、緊張感の違いに驚かされます。中国のオーケストラによるショスタコーヴィチが素晴らしいことも嬉しい発見と申せましょう。

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