17世紀ローマの宮廷の調べ

マルグレート・ケールのバロックハープと
ロベルタ・インヴェルニッツィのソプラノが奏でる
17世紀ローマの宮廷の調べ

  • アーティスト:ロベルタ・インヴェルニッツィ、マルグレート・ケール
  • レーベル:ACCENT
  • 品番:ACC-24310
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

カプスペルガー:トッカータ・セコンダ・アルペッジャータ

ロッシ:夜の漆黒のマントが空を覆い、愛しい人よ、私は苦しみを受けるだろう

デッラルパ:希望を持ってと恋人は言う、私の燃える胸より出るため息、愛は愛しい絵を描いた、
なぜ私の心よ、汝 全ての明かりへと羽ばたく私の魂

クアリャーティ:第10旋法によるトッカータ

フレスコバルディ:そよ風がさわやかに吹けば、ファンタジア、
トッカータ・オッターヴァ・ディ・デュレッツェ・エ・リガトゥーレ、カンツォーナ、コレンテ第5番

作者不詳:お母さん私を修道女にしないで、バレット

ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ) マルグレート・ケール(バロックハープ)
録音:2014年10月22-23日、11月11-12日

★中世末期、カトリック教会がローマとアヴィニョンに分裂した教会大分裂や、アヴィニョンへの人々の亡命により、危機に見舞われていたローマ。そんなローマを再びイタリア一の大都市に押し上げたのは人文主義やルネサンスの精神、教会や宮殿の建設やそれによる人の流れの増加、そして自然とローマに集まった一流の芸術家たちによる豊かな文化でした。時のローマ教皇ウルバヌス8世は自身も詩作に優れ、文化、芸術の庇護者であったと伝えられています。このCDには、そんなウルバヌス8世を輩出したバルベリーニ家の楽器コレクション中のバロックハープ「アルパ・バルベリーニ」による演奏がソプラノの歌声と共に収録されています。
★17世紀の前半にバルベリーニ家の宮殿で演奏されていた「アルパ・バルベリーニ」は、その古風でチェンバロのような硬質さを持った音色と、全ての調で半音階を弾くことができる楽器構造が現在のモダンハープと異なる楽器です。イタリア・バロック期を代表する画家、ジョヴァンニ・ランフランコが絵画「音楽の寓意」の中に描き残したことでも知られ、今でも当時のままの楽器が製造されています。
★収録されているのはバルベリーニ家の宮廷にゆかりのある作曲家たちの作品。ソプラノ独唱とハープの伴奏による声楽曲と、ハープソロで演奏される作品が収録されています。古楽やバロック音楽の演奏に定評があり、ふくよかで芯のある歌声が魅力のロベルタ・インヴェルニッツィのソプラノと、端正な中にも華があるマルグレート・ケールのハープが奏でる調べが17世紀ローマの薫りを伝えます。ブックレットにはジョヴァンニ・ランフランコの絵画「音楽の寓意」を始めとする、バルベリーニ宮殿所蔵の絵画が掲載。当時の宮廷にも響いていた「アルパ・バルベリーニ」の音色が堪能できるCDです。

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