ヘンデル:歌劇「ファラモンド」(全曲)

復讐・陰謀・愛と嫉妬の物語
ヘンデルの「ファラモンド」

  • アーティスト:ゲッティンゲン祝祭管弦楽団
  • レーベル:ACCENT
  • 品番:ACC-26402
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:3CD
  • 収録時間:176:00

TRACK LIST

ヘンデル:歌劇「ファラモンド」(全曲)

ファラモンド:エミリー・フォンス(メゾ・ソプラノ)
クロティルデ:アンナ・デヴィン(ソプラノ)
ロジモンダ:アンナ・スタシュケヴィチ(ソプラノ)
グスターヴォ:ニョル・スパルボ(バス)
アドルフォ:マールテン・エンヘルチェス(カウンターテナー)
ジェルナンド:クリストファー・ロウリー(カウンターテナー)
テオバルド:エドワード・グリント(バリトン)
キルデリコ:イリーナ・ドズィアシュコ(ソプラノ)
ローレンス・カミングス(指揮) ゲッティンゲン祝祭管弦楽団
収録:2014年6月2日ゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭、ライヴ

★1920年から開始されたゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭は、ヘンデル作品を中心とした同時代の作曲家たちのコンサートや講演が行われ、あまり演奏される機会の少ない作品など、ヘンデルの音楽の再発見という大きな役割も果たしてきました。このアルバムは2014年に行われた音楽祭で上演されたヘンデルの「ファラモンド」。ヘンデルはこの作品を作曲する前に脳卒中で倒れて一時療養生活を送っていました。ヘンデルは見事に復活すると、このオペラ「ファラモンド」を作曲します。復帰への意欲の現れか、メイン・キャストに3人のカストラートを起用するなど、当時としては大変豪華な配役でありましたが、初演の際は財政的に困難であったため、それは実現しなかったと言うこと。このアルバムでは、ファラモンド王にアメリカの期待のメゾ・ソプラノ、エミリー・フォンス。アドルフォにオランダのカウンターテナー、マールテン・エンヘルチェス。イギリスの若手カウンターテナー、クリストファー・ロウリーが出演しています。ファラモンドの歌唱力で、オペラ全体が決まってしまうほど重要な役。「若き才能あるメゾ・ソプラノ、エミリー・フォンスは、その鋭い感性を存分に発揮し、ファラモンドをより英雄的に、力強く歌い上げています」と英・フィナンシャル・タイムズでは本公演を評しています。
★あらすじは、舞台は5世紀のフランス。フランク族の王ファラモンドと同盟国スワビアの王ジェルナンドは、敵国キンブリ族のグスターヴォの娘ロジモンダに恋をしてしまいます。グスターヴォは息子スヴェーノをファラモンドに殺され復讐を企んでいましたが、もう一人の息子アドルフォは、ファラモンドの妹クロティルデと恋人同士。さらに娘ロジモンダもファラモンドに心動かされており、ロジモンダをめぐってファラモンドとジェルナンドは対立し、ジェルナンドはグスターヴォに寝返ります。ファラモンドがグスターヴォに首を取られるその瞬間、一通の手紙により、殺されたスヴェーノはグスターヴォの実の息子ではなかったことがわかり、一同は喜び、結末は幸せに終わる。

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