ノルディック・ヴォイセズが歌う最後のフーガ
- アーティスト:ノルディック・ヴォイセズ
- レーベル:AURORA
- 品番:ACD-5077
- ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:70:05
ノルディック・ヴォイセズが歌う最後のフーガ
ギスレ・クヴェルンドク(1967–): 合唱のための宗教的作品~最後のフーガ
キリストの最後の七つの言葉(2013)(6人の歌手、2組の弦楽四重奏、コントラバスとピアノのための)6声のミサ曲(2002–07)
時のフーガ(2010 rev.2013)(6人の歌手、弦楽オーケストラとオルガンのための)
ノルディック・ヴォイセズ ノルウェー放送管弦楽団弦楽セクション テリエ・バウゲロード(オルガン)
ゴンサロ・モレーノ(ピアノ) ロルフ・グプタ(指揮)
録音:2012年11月9日-10日、2013年8月9日-10日、22日-24日 リス教会(オスロ)
制作:フランソワ・エケール
録音:アルネ・アクセルベルグ
マスタリング:アウドゥン・ストリーペ
★ノルディック・ヴォイセズは1996年に創設されたアカペラ・グループです。ソプラノのトーネ・エリサベト・ブローテンとイングリ・ハンケン、メッツォソプラノのエッバ・リュード、テノールのペール・クリスチャン・アムンロード、バリトンのフランク・ハーヴロイ、バスのトロン・オラヴ・ラインホルトセン。メンバー6人はノルウェー国立音楽アカデミーかオスロのオペラ・アカデミーで声楽を学び、アムンロードは合唱指揮、ハーヴロイとラインホルトセンは作曲も修めました。彼らは、16世紀から21世紀の音楽まで、創意にみちたプログラムによるコンサート活動を行い、レコード録音も「スペルマン賞」(ノルウェー・グラミー賞)にノミネートされてきました。
★新しいアルバム『最後のフーガ』は、ノルウェーのギスレ・クヴェルンドクが彼らのために作曲した3曲の宗教的作品で構成されています。クヴェルンドクは、ノルウェー音楽アカデミーとニューヨークのジュリアード音楽学校で学び、オペラ、ミュージカルといった劇場音楽の作曲家として活動。室内楽作品やオーボエ協奏曲などの管弦楽作品も手がけ、2010年に完成した新しいノルウェー国立歌劇場のオープニング作品として上演された《80日間世界一周》は彼の作品です。6人の歌手、2組の弦楽四重奏、コントラバスとピアノのための《キリストの最後の七つの言葉》は、ハイドンの同名の作品を「音」と「瞑想」の素材に使って作曲され、クヴェルンドクが作曲に取り組んでいた2013年の5月19日に亡くなった、かけがえのない友人、一緒に仕事もしたバリトン歌手のアンデシュ・ヴァンゲン(1960–2013)の思い出に捧げられた作品。〈キリエ〉から〈アニュス・デイ〉まで、2つの〈アレルヤ〉を含む、ラテン語のミサ典礼文による《6声のミサ曲》。《最後のフーガ》は、ノルウェーのコングスベルグで行われた2011年グローガー・フェスティヴァルの委嘱で作曲した「4声」の曲をノルディック・ヴォイセズのため「6声」に改訂した作品です。「何事にも時があり 天の下の出来事にはすべて定められた時がある……愛する時、憎む時 戦いの時、平和の時」(新共同訳による)の『旧約聖書』『コレヘトの言葉(伝道の書)』第3章の一節のマルティン・ルターによるドイツ語訳と、当時ルーマニア、現在はウクライナのブコビナ地方に生まれたドイツ系ユダヤの詩人パウル・ツェラン(1920–1970)の詩『テネブレ』『水晶』『時の目』『ポプラの木』がテクストです。この曲では、マグヌス・スターヴェランがアムンロードに代わりテノールを担当しています。アルバムの録音セッションはオスロのリス教会で行われ、ベテランのアクセルベルグがエンジニアリングを担当しました。