レーネ・グレナーゲル(1969–):3つの協奏曲

ノルウェーの女流作曲家グレナーゲルの協奏曲

  • アーティスト:V.A.
  • レーベル:AURORA
  • 品番:ACD-5080
  • ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:56:10

TRACK LIST

レーネ・グレナーゲル(1969–):3つの協奏曲

手術(2012)(打楽器とシンフォニエッタのための)
スミロドン(2012)(コントラバスクラリネットとシンフォニエッタのための)
チェロ協奏曲(2006)(チェロと17人のミュージシャンのための)

ホーコン・ステーネ(打楽器) ロルフ・ボルク(コントラバスクラリネット)
ターニャ・オルニング(チェロ)
アークティック・フィルハーモニック・シンフォニエッタ ペーテル・シルヴァイ(指揮)
録音:2014年1月13日-17日 ストーレ・スタジオ(ボードー、ノルウェー)

★《スミロドン》のオープニング。不器用な動作というより、穴だらけの思考といったほうが近い。バスクラリネットの暗い響きのどこともわからない深みから、打楽器と高いピッチの木管楽器に勢いを得た狼煙が上がる。音楽がいつ爆発してもおかしくない」(ボレアリス・フェスティヴァル、ヒル・ボルクグレーヴィンク)。最後の氷河期、北アメリカ大陸に生息したというサーベルタイガーの一種「スミロドン」の名を採った作品は、ノルウェーの音楽家グレナーゲルの作曲スタイルを示す、うってつけの一作です。コントラバスクラリネットとシンフォニエッタのためのこの作品は、ベルゲンの BIT20の委嘱で作曲され、楽器に潜在する「音」と「表現」が、さまざまな角度から追求されます。
★レーネ・グレナーゲルは、ノルウェー南部、エストフェル県のハルデンで育ちノルウェー音楽アカデミーでチェロと作曲を学びました。オスロ・フィルハーモニック、トロンハイム交響楽団、チカーダや BIT20といった現代音楽アンサンブルのために作曲。イギリスのハッダスフィールド現代音楽フェスティヴァルやスウェーデンの「サウンド・オブ・ストックホルム」が彼女の作品を取り上げ、オスロの「ウルティマ」や実験音楽の「ボレアリス」フェスティヴァル
は彼女の「ポートレート」コンサートを企画しました。ロルフ・ボルク、ホーコン・ステーネ、アンサンブル asamisi-masaのチェリストのターニャ・オルニングといったプレーヤーたちと緊密なコラボレーションを行い、モルデジャズをはじめとするジャズフェスティヴァル、トロンハイム・ジャズオーケストラとのコラボレーションもつづけています。
★《手術》は、打楽器奏者ホーコン・ステーネの委嘱から委嘱を受けて作曲されました。ステーネとグレナーゲルが「弦を張った木箱」チェロを「手術台」に載せ、「打楽器」として演奏します。チェロ協奏曲は、1996年創設のノルウェーの現代音楽グループ、アンサンブル・エルンストの委嘱作です。ノルウェーの舞曲のステップとリズムが「歪め」られ、特殊奏法も交えた「幅広い語彙の響き」をもつチェロと、ヴォーカルを加えたシンフォニエッタの中に再生されます。
初演は2006年10月。このアルバムには、2014年1月、ターニャ・オルニングが2009年創設のアークティック・フィルハーモニックの「シンフォニエッタ」と共演した、ボードーのスタジオでのセッション録音が収録されています。

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