フィアルコフスカの煌びやかな音色に聴きほれる1枚
- アーティスト:ヤニーナ・フィアルコフスカ
- レーベル:ATMA CLASSIQUE
- 品番:ACD2-2728
- ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
フィアルコフスカの煌びやかな音色に聴きほれる1枚
ショパン・リサイタル3
ポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」 変イ長調Op.61
ノクターン第3番 ロ長調Op.9-3
ノクターン 嬰ヘ長調Op.15-2
即興曲第3番 変ト長調Op.51-3
ワルツ第10番 ロ短調Op.69-2
ワルツ第5番 変イ長調Op.42
スケルツォ第4番 ホ長調Op.54
前奏曲第14番 変ホ短調Op.28-14
前奏曲第15番 変ニ長調「雨だれ」Op.28-15
バラード第4番 ヘ短調Op.52
ヤニーナ・フィアルコフスカ(ピアノ)
★巨匠ルービンシュタイン最後の弟子にして「生来のショパン弾き」といわしめた名手フィアルコフスカが、その真骨頂とも言えるショパンのリサイタル・アルバム第3弾。フィアルコフスカは2016年65歳を迎えるにあたって、カナダ15都市、ドイツ、ポルトガル、スペイン、スイス、イギリス、そして日本への記念コンサート・ツアーを行い大絶賛を浴びました。日本では初の本格的リサイタルということもあり注目を集め、その詩情豊かなピアノに魅了されました。フィアルコフスカはモントリオール大学とジュリアード音楽院で学び、1974年にアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで3位に入賞、その後世界的なオーケストラ、指揮者と共演を重ねるカナダを代表するピアニストです。一時左腕の腫瘍のため両手での演奏活動を中断していました
見事に克服し、2004年1月にドイツで行われた復帰リサイタルで両手での演奏活動を再開しています。また1994年にはピアノ・シックスを創設し、カナダのピアノ教育へ大きな影響を与えています。イギリスの「BBC Muisc Magazine」で2012年に発売された『ショパン・リサイタル2』(ACD22666)が、ベスト・インターナショナル・レコーディングに選ばれるなど、近年益々評価を高めています。ショパンは生涯18曲のポロネーズを作曲し、その中でも特に人気が高いのは晩年に書かれた第7番「幻想ポロネーズ」です。美しい旋律、巧みな和声進行とショパンの音楽の極致と言ってもよいほどの傑作。フィアルコフスカは安定した技術、端正な語り口で見事な音楽の流れを聴かせてくれています。同じく晩年の傑作バラード第4番。フィアルコフスカの繊細で緻密な表現、そして研ぎ澄まされた感覚から繰り出される洗練された音色は、ピアノ芸術の最高峰といわれる当作品に盛り込まれた音楽を余すところなく伝えることができます。