B-A-C-H

ディーター・イルクによるクラシック作品集、第四弾!
ヴェルディ、ワーグナー、ベートーベンに挑戦してきたが
今作も同じピアノ・トリオで、バッハの楽曲をジャズに昇華!!

  • アーティスト:Dieter Ilg
  • レーベル:ACT MUSIC
  • 品番:ACT-9844
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Dieter Ilg / B-A-C-H

1. 931 (4:25)
2. Goldberg B (2:18)
3. Siciliano (5:10)
4. Air (4:53)
5. Goldberg C (3:14)
6. Präludium XII (5:13)
7. Sarabande (3:50)
8. Präludium VII (4:25)
9. Goldberg A (4:41)
10. 1052 (4:10)
11. Goldberg H (3:46)
12. 924 (5:20)
Variations on Johann Sebastian Bach by Dieter Ilg
(※LPの収録曲/ 収録順は異なります)

メンバー:Dieter Ilg(b), Rainer Böhm(p), Patrice Héral(ds)

◆ドイツ、オッフェンブルク出身のベーシスト、ディーター・イルク。『Randy Brecker Quintet / LIVE AT SWEET BASIL (1989)』をはじめ、マーク・コープランド、チャーリー・マリアーノ、渡辺貞夫、ティル・ブレナー、ニルス・ラングレンなどと共演・レコーディングを重ね、キャリアを積んできた実力者だ。
◆今作は、ACTからリリースしている自身のリーダー前3作と同メンバーのピアノ・トリオによるバッハ楽曲集。『Otello Live At Schloss Elmau (2011)』はジュゼッペ・ヴェルディ、『Parsifal (2013)』は、リヒャルト・ワーグナー、『Mein Beethoven (2015)』はベートーヴェンの楽曲をそれぞれ取り上げている。3作ともECHOジャズ賞を受賞しており、今作にも期待が懸かる。
◆原曲のイメージを壊さず、新しいアイディアと即興を加え、バッハの名曲を、透明感のある洗練されたヨーロピアン・ジャズに昇華している。3曲目“シチリアーノ”など、元のイメージを膨らませ、妖しげなところは更に妖しく、明るいところがより際立つようになっていたりと、楽曲へのリスペクトの念と挑戦の意が伺える。4曲目“G線上のアリア”の、イルクの温かな音色による美しいメロディは聴きもの。ゴールドベルク変奏曲は、B,C,A,Hとあり、“Bach”のアナグラムになっているようだ(アルバムタイトルからも推察できる)。9曲目“Goldberg A”は“アリア”が基になっており、他は一部を引用しながらのアレンジ・即興といったふうである。
◆イルクは2014年、『渡辺貞夫 Tribute to チャーリー・マリアーノ』での来日の他、同トリオでは2015年10月、東京ドイツ文化センターでのコンサートも話題となった。

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