ユン・スン・ナ-ジェイミー・サフトをプロデューサーに迎えたNY録音
ルー・リード、ポール・サイモン、ジョニ・ミッチェル、ジミヘン・・
自らの興味の趣くまま方向を転じたマイルストーン的作品
~マーク・リボーらNYの豪華メンバーも参加!~
- アーティスト:Youn Sun Nah
- レーベル:ACT MUSIC
- 品番:ACTLP-90371
- ジャンル:ジャンルジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:LP 180g 重量盤
- 付属品:MP3 ダウンロード・コード付
ユン・スン・ナ-ジェイミー・サフトをプロデューサーに迎えたNY録音
ルー・リード、ポール・サイモン、ジョニ・ミッチェル、ジミヘン・・
自らの興味の趣くまま方向を転じたマイルストーン的作品
~マーク・リボーらNYの豪華メンバーも参加!~
Youn Sun Nah / She Moves On
1. Traveller (Youn Sun Nah / Sterling Fox, Sangmi Kim)
2. Teach The Gifted Children (Lou Reed, Michael Fonfara)
3. Too Late (Jamie Saft, Vanessa Saft / Vanessa Saft)
4. She Moves On (Paul Simon)
5. No Other Name (Noel Paul Stookey)
6. The Dawntreader (Joni Mitchell)
7. Drifting (Jimi Hendrix)
8. Black Is The Color Of My True Love's Hair (Traditional)
9. A Sailor's Life (Traditional / Arr. Fairport Convention)
10. Fools Rush In (Rube Bloom / Johnny Mercer)
11. Evening Star (Youn Sun Nah / Vanessa Saft)
※M9はLP未収録
メンバー:Youn Sun Nah(vo, kalimba),
Jamie Saft(p, hammond organ, fender rhodes, wurlitzer electric pianos),
Brad Jones(b), Dan Rieser(ds), Marc Ribot(el-g, ac-g on 2, 4, 5, 7, 11)
Special Guests on 3: Maxim Moston(vln, string arr),
Antoine Silverman(vln), Hiroko Taguchi(viola), Anja Wood(violoncello)
★ユン・スン・ナ、『Lento』以来となる待望の最新作品。
★ソウルで開かれたG20サミットや、ソチ・オリンピックの閉会式にシンガーとして招かれている通り、地元韓国では、国民的なシンガー。しかし、シャンソンへの興味からフランスに移住して以来、ヨーロッパでも俄然注目を集める存在。『Same Girl』と『Lento』のセールスは、合わせて150,000枚!ヨーロッパでのコンサート回数もこの5年で、500回に及び、フランスのみならず、ドイツ随一のミュージック・アワード、ECHO賞も受賞し、今や、当代を代表するシンガーといえましょう。
★そして、本作は、ジェイミー・サフトをプロデューサーに迎えてのNY録音!!しかも、楽曲は、ルー・リード、ポール・サイモン、ジョニ・ミッチェル、ジミ・ヘンドリックスらの曲に、トラッド・ソング、自身のオリジナルを織り交ぜた構成。従来の作品とは、大きく方向を転じた展開を見せてくれます。
☆しかし、目先を変えるなどといった気軽なものでないのは、言うまでもありません。元々、スタンダード・ナンバーや、自国のトラッド・ナンバーをオリジナリティ豊かにアレンジしたり、メタリカの“Enter Sandman”をケイト・ブッシュをも彷彿とさせるような異才な歌唱で披露するなど、八面六臂ぶりを見せてきたことが示すように、多彩なキャラクターをもつのも彼女の魅力。
☆シャンソンへの興味をルーツに、ヨーロッパを拠点にヨーロッパのミュージシャンとの共演を主としてきた彼女でしたが、ウルフ・ワケニウスらとの共演を通して、ナット・キング・コール、トム・ウェイツ、またランディ・ニューマンといった、アメリカのシンガーに興味を持っていったとのこと。また、とかくアヴァンギャルド的なイメージをもつジェイミー・サフトに意外性を感じさせるところもありつつ、ジョン・ゾーン同様、サフトも実に多芸。結果として、本作は全てが必然とも感じさせます。
★メンバーは、サフトの他、マーク・リボーにブラッド・ジョーンズ、ダン・ライザーとこれまた鬼才、異才ぞろいですが、元々、トム・ウェイツのバックでも演奏していたマーク・リボウはもちろんのこと、ダン・ライザーは、ノラ・ジョーンズの超名盤“Come Away with Me”の肝となるサウンドをつくっていたアーティスト。サフトの指揮のもと、この人選も納得です。
★シンガーとしての自信と歌唱に裏打ちされて、どの曲も、いい意味で力が抜け、バンドと一体化しての歌唱が聴ける一枚。またハモンド・オルガン、ローズ、ウ-リッツァを使い分け、ルー・リード、ジョニ・ミッチェル、またポール・サイモンといったアメリカの魂、心象風景を感じさせるアーティストの楽曲をアレンジするサフトのセンスのよさ、ジミ・ヘンにとって替わるマーク・リボウの演奏M7も聴きもの。一方、ニーナ・シモンへのリスペクトを感じさせるM8やトラッド楽曲の表現にはシンガーとしての懐深さも感じさせます。
★韓国からヨーロッパに地平を広げ、アメリカへ舵を切ったユン・スン・ナ。フォーク、ロック、そしてスピリチュアル・ソングとオリジナルの数々。その才能の広がりを感じさせる一作です。