ディーター・イルクによるクラシック作品集、第四弾!
ヴェルディ、ワーグナー、ベートーベンに挑戦してきたが
今作も同じピアノ・トリオで、バッハの楽曲をジャズに昇華!!
- アーティスト:Dieter Ilg
- レーベル:ACT MUSIC
- 品番:ACTLP-98441
- ジャンル:ジャンルジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:LP 180g 重量盤
- 付属品:MP3 ダウンロード・コード付
ディーター・イルクによるクラシック作品集、第四弾!
ヴェルディ、ワーグナー、ベートーベンに挑戦してきたが
今作も同じピアノ・トリオで、バッハの楽曲をジャズに昇華!!
Dieter Ilg / B-A-C-H
Side A
1. 931 (4:25)
2. Goldberg B (2:18)
3. Air (4:53)
4. Goldberg C (3:14)
5. Präludium XII (5:13)
6. Sarabande (3:50)
Side B
1. Siciliano (5:10)
2. Präludium XII (5:13)
3. Goldberg A (4:41)
4. 1052 (4:10)
5. Goldberg H (3:46)
メンバー:Dieter Ilg(b), Rainer Böhm(p), Patrice Héral(ds)
◆ドイツ、オッフェンブルク出身のベーシスト、ディーター・イルク。『Randy Brecker Quintet / LIVE AT SWEET BASIL (1989)』をはじめ、マーク・コープランド、チャーリー・マリアーノ、渡辺貞夫、ティル・ブレナー、ニルス・ラングレンなどと共演・レコーディングを重ね、キャリアを積んできた実力者だ。
◆今作は、ACTからリリースしている自身のリーダー前3作と同メンバーのピアノ・トリオによるバッハ楽曲集。『Otello Live At Schloss Elmau (2011)』はジュゼッペ・ヴェルディ、『Parsifal (2013)』は、リヒャルト・ワーグナー、『Mein Beethoven (2015)』はベートーヴェンの楽曲をそれぞれ取り上げている。3作ともECHOジャズ賞を受賞しており、今作にも期待が懸かる。
◆原曲のイメージを壊さず、新しいアイディアと即興を加え、バッハの名曲を、透明感のある洗練されたヨーロピアン・ジャズに昇華している。3曲目“シチリアーノ”など、元のイメージを膨らませ、妖しげなところは更に妖しく、明るいところがより際立つようになっていたりと、楽曲へのリスペクトの念と挑戦の意が伺える。4曲目“G線上のアリア”の、イルクの温かな音色による美しいメロディは聴きもの。ゴールドベルク変奏曲は、B,C,A,Hとあり、“Bach”のアナグラムになっているようだ(アルバムタイトルからも推察できる)。9曲目“Goldberg A”は“アリア”が基になっており、他は一部を引用しながらのアレンジ・即興といったふうである。
◆イルクは2014年、『渡辺貞夫 Tribute to チャーリー・マリアーノ』での来日の他、同トリオでは2015年10月、東京ドイツ文化センターでのコンサートも話題となった。