ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」Op.68

ヴィンテージ再生装置の専門家『喜代門 守』氏による復刻シリーズ
フルトヴェングラーの名録音を
大変貴重なオーストリア盤のオリジナルから マニアのための驚きの復刻!

  • アーティスト:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:ALT-291
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 録音情報など:32 bit Digitally Remasterd モノラル
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」Op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年11月24,25日
使用機材:Cartridge: Elac Mst-1 Diamond Stylus Turntable: Elac Miracord 10H
     Phonoequalizer: Emotion-1monoS (vintagejoin) Equalization Curve: FFRR

■制作ノート 金子学(ベーレンプラッテ) 私は、このフルトヴェングラーとウィーン・フィルが演奏する「田園」の初期版を以前、ドイツ、フランス、イギリスそしてこのオーストリア盤とで聴き比べたことがあった。私個人の見解であるが、各国盤の音質をひとことであらわすと、ドイツ盤は重厚、イギリス盤は上品、フランス盤は華麗といったところであろうか。さて今回のオーストリア盤であるが、全体の印象は重めのサウンドはドイツ盤に近いが、音の艶っぽさという点ではこの盤がほかの国の盤を圧倒していると思った。しかしながら、かなりのマニアの方でも、このオーストリア盤を実際に聴いたことのある方は少ないのではないか? 幸い私のところには、3枚のストックがあったので、それらを入念に試聴してプレス状態やコンディションがベストの一枚を選び出した。その後、さらに数回の試聴を重ね、イコライザーカーブは、FFRRを採用した。ほかのLPやCDでこの演奏を聴いたことがある方でも、このオーストリア盤を聴くことで、この演奏のもつ別の美しさにきっと気づくことであろう。それほど、アナログの世界は奥が深い。 ■盤おこしに関して 喜代門 守 [きよと まもる](VINTAGE JOIN) 希少なHMV オーストリア盤3枚より音を聴いてセレクトしております。同じマトリックスの物ですが、出てくる音は盤によって全然違います。まずは何度も聴いて盤質の音の出方の違い、ノイズの入り方、そしてVPO の流れるような気持ち良いサウンドを意識して盤のセレクトをしていきます。機材のセレクトも同じです。ターンテーブルはElac のアイドラープレーヤーのElac Miracord 10H(1962年)、カートリッジはElac のMST-1(mono1955年)を使用しました。アイドラーの力強い音質、モノラルの音圧にも負けない太いアームが特徴です。MST-1 は出力が約22mV もあります。フォノアンプやプリアンプで増幅された音ではなく、カートリッジにて大きく発電する音の密度が感じられるカートリッジです。ピアニッシモ時の空気感も出せるようにスタイラスのチップはダイヤモンドかサファイヤか?ダンパーは天然ゴムか合成ゴムか?などの選抜をしてダイヤモンド+天然ゴムダンパーのスタイラスをセレクトしました。針圧も3g から徐々に重くしていき、この盤とのマッチングをとっております。イコライザーカーブはFFRR,NABを聴き比べし、ベーレンプラッテの金子氏との打ち合わせにてFFRRを採用しております。カーブの選別をする際には、木管、金管の音が分かりやすいので、響き、音の余韻、消え方がいかにホールに馴染んでいるか、自然か?に重きを置いて判別しております。録音は電圧も安定する深夜から朝にかけて行っております。
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