アウディーテによる丁寧な復刻でよみがえる
女流チェリスト、ネルソヴァのベルリン録音集(1956-1965)
ドヴォコン、バッハ無伴奏、ベートーヴェン、ブラームスのソナタなど、
どれも貴重な名演の数々!!
- アーティスト:ザラ・ネルソヴァ
- レーベル:AUDITE
- 品番:AU-21433
- ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:4CD
- 録音情報など:BOX仕様 モノラル
アウディーテによる丁寧な復刻でよみがえる
女流チェリスト、ネルソヴァのベルリン録音集(1956-1965)
ドヴォコン、バッハ無伴奏、ベートーヴェン、ブラームスのソナタなど、
どれも貴重な名演の数々!!
ザラ・ネルソヴァ~ベルリン録音集(1956-1965)
CD 1(78’47”)
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104(i .15’19”+ii .11’09”+iii .12’55” =39’23”)
ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指揮)、ベルリン放送交響楽団
録音:1960年5月5日/ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
・シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129(i .11’12” +ii .3’55” +iii .10’34” = 25’41”)
ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指揮)、ベルリン放送交響楽団
録音:1960年2月1&2日/ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
・ミヨー:チェロ協奏曲第1番 Op.136(i .4’31”+ii .6’05”+iii .3’03” = 13’39”)
ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指揮)、ベルリン放送交響楽団
録音:1960年2月1日/ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
CD 2(77’41”)
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ロ短調 BWV1008
(i .3’49”+ii .3’04” +iii .1’36” +iv .3’39”+v .3’23” +vi .1’51” = 17’22”)
録音:1959年4月30日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009
(i .3’33” +ii .3’40” +iii .3’32” +iv .4’37” +v .4’04” +vi .3’11” = 22’37”)
録音:1959年5月4日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012
(i .4’53” +ii .7’41” +iii .4’00” +iv .4’56” +v .4’03”+vi .4’07” = 29’40”)
録音:1959年5月4日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
・ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第4番 ニ長調 G.4(i .3’38” +ii .4’12”=7’50”)
ローター・ブロダック(ピアノ)
録音:1959年4月30日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
CD 3(74’19”)
・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1(i .17’08”+ii .6’32” = 39’23”)
ローター・ブロダック(ピアノ)
録音:1959年4月30日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2(i .5’04” +ii .9’11”+iii .8’11” = 22’26”)
ローター・ブロダック(ピアノ)
録音:1959年4月30日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2(i .6’53”+ii .8’21” +iii .4’13” = 19’27”)
アルトゥール・バルサム(ピアノ)
録音:1960年5月8日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
・シューマン:幻想曲 Op.73(i .2’30”+ii .2’47”+iii.3’22” = 8’39”)
ローター・ブロダック(ピアノ)
録音:1959年4月30日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
CD 4(64’30”)
・ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
(i.6’57”+ii .7’03” +iii .6’05” +ⅳ .4’28” = 24’33”)
ローター・ブロダック(ピアノ)
録音:1956年5月16日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
・ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38(i.9’49”+ii .5’08” +iii .6’15” = 21’12”)
ローター・ブロダック(ピアノ)
録音:1960年5月8日/RIASフンクハウス、第7 スタジオ(ベルリン)
・カバレフスキー:チェロ協奏曲 ト短調 Op.49(i .6’40”+ii .5’21” +iii .6’37” = 18’38”)
ゲルト・アルブレヒト(指揮)、ベルリン放送交響楽団
録音:1965年9 月20日/ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
以上、ザラ・ネルソヴァ(チェロ)
★定評あるAuditeレーベルの1stマスター・リリースの新譜は女流チェリスト、ネルソヴァのベルリン録音集(1956-1965)です。20世紀に活躍した女流チェリストといえば、ジャクリーヌ・デュ・プレ(1945-1987)の存在があまりにも大きく、同時代の女流チェリストが影をひそめてしまいますが、ザラ・ネルソヴァは、デュ・プレが誕生する以前からソロで活躍していた女流チェリストとしていた数少ない存在です。
★ロシアの血を弾くネルソヴァは1918年12月23日カナダのウィニペグに生まれました。音楽家だった父から幼少の頃より音楽の手ほどきを受け、わずか12歳でデビューするという天才ぶりを発揮し、その後トロント交響楽団の首席チェリストとなりました。1928年に家族でロンドンに移住し、その間、ロンドン・チェロ学校で学び、同校の校長ハーバード・ワーレーンに師事しました。その後、ネルソヴァの演奏を聴き感銘を受けたバルビローリがカザルスを紹介し、カザルスよりレッスンを受ける機会を得たり、ピアティゴルスキーやフォイアマンといった世界の名だたるチェリストから薫陶を受けるなどしてソロのチェリストとしての確固たる地位を築きました。欧米で活躍したネルソヴァですが1955年にアメリカの市民権を取得し、1962年から晩年までジュリアードの音楽学校の教授として在籍し後進の育成に力を注ぎました。2002年ニューヨークにて死去。
★アウディーテからの当セットは1956年から1965年までベルリンにて収録した貴重な録音の数々で、ミヨーやカバレフスキーの協奏曲などこれまでリリースされたことのない初レパートリーも多く含まれており、魅力的な内容となっております。録音はモノラルながらオリジナル・テープからの復刻も万全です。骨太でスケールが大きい演奏で聴き手を虜にしてしまう偉大なチェリスト、ネルソヴァの魅力を余すところなく収めた充実の4枚組をご堪能ください。