ラフマニノフ:「悲しみの三重奏曲」
チャイコフスキー:「偉大な芸術家の思い出に」

円熟のピアノ・トリオ、トリオ・テストーレが
難曲チャイコフスキーとラフマニノフに挑戦!
友人、先輩の死を悼んだ悲しみの作品

  • アーティスト:トリオ・テストーレ
  • レーベル:AUDITE
  • 品番:AU-92691
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid ディジパック仕様
  • 録音情報など:D D D
  • 収録時間:64:54

TRACK LIST

①ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番 ト短調「悲しみの三重奏曲」
②チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50「偉大な芸術家の思い出に」

トリオ・テストーレ
【フランチスカ・ピエッチ(Vn)、ハンス・クリスティア・シュヴァイカー(Vc)、
 ヒョンジョン・キム=シュヴァイカー(Pf)】
録音:2013年10月21,22日/イエス・キリスト教会(ベルリン)

★SACDハイブリッド盤。結成から10年を過ぎ、ますます円熟のアンサンブルを見せているピアノ三重奏団「トリオ・テストーレ」による最新アルバムは難曲チャイコフスキーとラフマニノフのピアノ三重奏曲です。 ★チャイコフスキーのピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50は1882年チャイコフスキー42歳の時の作品です。この長大な三重奏曲は2つの楽章から構成されておりますが、変奏曲である第2楽章は2つの部分にわかれ、最後の変奏とコーダはそれだけで一部をなす大規模なものとなっております。通称『偉大な芸術家の思い出に』は、ニコライ・ルビンシテインへの追悼音楽から称され、全般的に悲痛で荘重な調子が支配的で感傷に彩られるチャイコフスキー独特の情緒をえがきだしております。高度な演奏技巧が要求されますが、当演奏はトリオ・テストーレの安定感のある堅実なアンサンブルを聴かせてくれます。 ★一方、ラフマニノフのピアノ三重奏曲第1番は1892年に作曲、初演されました。同2番とともに「悲しみの三重奏曲」と称され、チャイコフスキーの死を悼んで作曲されたと言われております。ピアニストであったラフマニノフらしい、超絶のピアノ技巧と濃厚なロシア情緒に満ち溢れております。

Artist

【トリオ・テストーレ】 2000年に結成された三重奏団。ヴァイオリニストのフランチスカ・ピエッチは11歳でソロ・デビューを果たした早熟の名手で、1998年から2002年までヴッパータール響のコンミスを務めた後、2006年から2010年の間ルクセンブルク・フィルのコンミスを務めあげた逸材。チェロを担当するのはソ連の豪傑ペルガメンシコフの愛弟子、ハンス・クリスティア・シュヴァイカー。教育者としてもすでに活躍し、石坂団十郎をはじめ数多くの若手が師事を受けている。トリオの中では最も若手であるヒョンジョン・キム=シュヴァイカーも、2008年ショパン国際ピアノコンクール in ASIA 第1位に輝いた韓国期待の実力派。国籍も年代も三者三様のトリオだが、アンサンブルの一体感は折り紙つき。2011年に室内楽の音楽祭Mai-Klassikを創始。団体名は、使用する弦楽器の制作者の名字がいずれも“テストーレ” であることに由来している。(ヴァイオリンは1751年カルロ・アントニオ・テストーレ製、チェロは1711年カルロ・ジョゼッペ・テストーレ製を使用)
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