精密なアンサンブルで超難曲を征服。
高橋&レーマン期待の第2弾
- アーティスト:ピアノ・デュオ・タカハシ/レーマン
- レーベル:AUDITE
- 品番:AU-97708
- ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 録音情報など:D D D
- 収録時間:70:52
- 付属品:日本語解説つき
精密なアンサンブルで超難曲を征服。
高橋&レーマン期待の第2弾
ストラヴィンスキー:2台のピアノのための協奏曲
ナンカロウ(ミハショフ編):ソナチネ
アルヌルフ・ヘルマン:ハウスミュージック
ストラヴィンスキー(作曲者編):バレエ音楽「春の祭典」
ピアノ・デュオ・タカハシ/レーマン【高橋礼恵、ビョルン・レーマン】
[録音:2014年9月21-23日/イエス・キリスト教会(ベルリン)]
★日本人の高橋礼恵とドイツ人ビョルン・レーマン夫妻による実力派ピアノ・デュオ最強のアルバム第2弾。シューマンの交響曲第2番を含む第1弾(AU 97706)が大好評だったので、最新盤も興味津々です。
★メインは作曲者編曲による「春の祭典」。アルゲリッチとバレンボイムをはじめ、スターたちがこぞって録音していますが、技巧的にも音楽的にも最高度の難曲。ことに錯綜するリズムに曲芸的なアンサンブル能力が要求されますが、高橋& レーマンはピッタリと息の合っていて驚異的。ピアノを打楽器的に用いた曲ながら、決して叩くことなく、しかもたっぷり鳴らしています。
★ナンカロウの「ソナチネ」はピアノ独奏曲をミハショフが連弾用に編曲。初期作品で、一応人間が弾くために書かれてはいますが、運動神経を無視したようなリズムが出現する奇作。聴覚的にはバルトーク風で、ストラヴィンスキーの系譜上にあると申せましょう。
★アルヌルフ・ヘルマンは1968年生まれのドイツの作曲家。高橋& レーマン夫妻の友人で、連弾がかつて家庭用に大きな需要があったことを示唆する題名となっています。短い3曲から成り、第3曲目はこれから作る作品の作曲前ピアノ4 手編曲というキテレツなものとなっています。
★高橋礼恵とビョルン・レーマンは、ともにベルリン芸術大学でクラウス・ヘルヴィヒに師事。レーマンは現在同校教授を務め、高橋とふたりで日本でもマスタークラスをしばしば行うなど、お馴染みとなっています。深い楽譜の読み、精巧なアンサンブル、冴えた技巧によるピアノ・デュオの新しいスターの登場です。
◆レコード芸術 2015年8月号 特選盤
ピアノ・デュオ・タカハシ/レーマン 来日演奏会情報
2017年9月22日(金)15:00&19:30(2公演) Hakuju Hall
J.S.バッハ=レーガー:ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV1050(ピアノ連弾)
ストラヴィンスキー:春の祭典(ピアノ連弾)、他
公演HP:http://www.hakujuhall.jp/schedule/index.php
演奏者HP:http://www.takahashi-lehmann.com/home-j.html