荒野のおおかみ

作曲家としての確かな実力を示した傑作。
クリスチャン・リンドベルイ委嘱作品3篇!

  • アーティスト:クリスチャン・リンドベルイ
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS SA-2308
  • ジャンル:ジャンルクラシック協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • 録音情報など:DSD 5.0 Surround sound マルチチャンネル
  • 収録時間:58:23

TRACK LIST

『荒野のおおかみ』

クリスチャン・リンドベルイ(1958–):
①荒野のおおかみ~ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(2010–11)
②ガラマンタ物語~管弦楽のため(2013–14)
③北京のたそがれ~管弦楽のための(2010–12)

①ラファエル・アルティーノ(ヴィオラ)
クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、オーゼンセ交響楽団
セッション録音:2017年3月/オーゼンセ・コンサートホール(オーゼンセ、デンマーク)

★SACDハイブリッド盤。スウェーデンのトロンボーン奏者クリスチャン・リンドベルイは、近年、作曲と指揮に力点を置いた活動を行い、各国のオーケストラやプレーヤーからの作曲依頼が増えてきています。アルバム『荒野のおおかみ』には彼が委嘱により作曲した管弦楽作品が3曲収録されました。
★《荒野のおおかみ》は、デンマークのオーゼンセ交響楽団が、ブラジル出身のヴィオラ奏者、オーゼンセのデンマーク国立音楽アカデミーとマルメ音楽アカデミーで教えるラファエル・アルティーノの発案を受けて委嘱した「ヴィオラと管弦楽のための協奏曲」です。〈無人地帯〉〈心地よい共感〉〈光の探求〉の3楽章は、「孤立感を押し流そうとする悲しい狼」をイメージした、孤独、同情、生きる闘いをテーマに書かれ、作品の姿がほぼ完成したころ、「ヘルマン・ヘッセの書いた美しい物語」の思い浮かぶ曲名がつけられました。
★《ガラマンタ物語》は、ラトビア国立交響楽団と十代のダンス・グループによるテレビ・プロジェクトのため「ラトビア・コンセルティ」から委嘱された作品です。空想の小都市「ガラマンタ」を舞台に若者たちの恋と争いを描き、デンマークのラース・フォン・トリアー監督がブレヒトの『三文オペラ』からインスピレーションを得て作ったという映画『ドッグヴィル』が重要な要素としてイメージされています。
★《北京のたそがれ》は、ノルショーピング交響楽団の創設100周年コンサートのための委嘱作です。ノルショーピング市のニックネーム「北京」とリンドベルイが「詩的な気分」を覚えるという「たそがれ」を組み合わせた「シュールで痛烈な性格」のタイトル。リンドベルイが子供のころからファンだったノルショーピングのサッカーチームの応援歌や「ノルショーピング市」からインスピレーションを得たモチーフを素材に作曲された音楽です。

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