イギリス陸軍兵士が戦場で弾いたトレンチ・チェロでも演奏。
イッサーリスが戦時のチェロ作品を味わい深い音色で奏でる。
- アーティスト:スティーヴン・イッサーリス
- レーベル:BIS
- 品番:BIS SA-2312
- ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- 録音情報など:DSD 5.0 Surround sound マルチチャンネル
- 収録時間:65:38
イギリス陸軍兵士が戦場で弾いたトレンチ・チェロでも演奏。
イッサーリスが戦時のチェロ作品を味わい深い音色で奏でる。
戦時のチェロ曲
①ドビュッシー(1862-1918):チェロ・ソナタ L.144
②ブリッジ(1879-1941):チェロ・ソナタ H.125
③フォーレ(1845-1924):チェロ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.109
④ヴェーベルン(1883-1945):チェロとピアノのための3つの小品 Op.11
⑤サン=サーンス(1835-1921):白鳥
⑥ヒューバート・パリー(1848-1918):イェルサレム
⑦アイヴァー・ノヴェロ(1893-1951):「Keep the Home Fires Burning」
⑧トラディショナル:「神よ国王を護り賜え」
スティーヴン・イッサーリス(①-④チェロ;ストラディヴァリウス1726年'Marquis de Corberon'、
⑤-⑧トレンチ・チェロ;W.E.Hill and Sons,c.1900)、
コニー・シー(ピアノ;Steinway D)
セッション録音:2016年11月/ポットン・ホール(サフォーク州/イギリス)
★SACDハイブリッド盤。毎回趣向を凝らしたテーマでアルバムを発表しているスティーヴン・イッサーリス。今回は「戦争の影で」(BIS SA 1992)の続編で「戦時のチェロ曲」をリリースします。「戦争の影で」は協奏作品集であったのに対し、今回は室内楽作品を集めました。当作品も作曲年代は異なりますが、いずれも世界大戦を背景にしている作品を収録。注目は、「白鳥」「イェルサレム」「Keep the Home Fires Burning」「神よ国王を護り賜え」の4篇を第一次世界大戦時にイギリス陸軍兵士が戦場で弾いたトレンチ・チェロを用いて録音をしていることです。この楽器はイギリス陸軍に従軍していたアマチュアのチェリストが作ったもので弾薬箱を胴に使い、持ち運びの際には弓などを箱の中にしまえるようにしたものです(楽器の写真はブックレットに掲載されております)。イッサーリスは以前よりトレンチ・チェロに注目しておりこの楽器がもつ心を打つ音色を大事にしながら思いを込めて演奏しました。イッサーリスが描く戦時に思いを馳せた興味深いアルバムです。
スティーヴン・イッサーリス
BIS SA-2312
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、テオドール・クルレンツィス(指揮)
KKC-9115
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、テオドール・クルレンツィス(指揮)
KKC-9114
スティーヴン・イッサーリス,オリ・ムストネン
BIS-SA-2042