エーリク・ベリマン 合唱作品集 1936年-2000年

フィンランド音楽の発展に大きく貢献した
エーリク・べリマンの合唱作品集!

  • アーティスト:ヘルシンキ室内合唱団
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS-2252
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD
  • 収録時間:1:52:03

TRACK LIST

エーリク・ベリマン 合唱作品集 1936年-2000年

エーリク・ベリマン(1911–2006):
[CD1]
1.-3. ペトラルカ組曲Op.118(1991)~バリトンと混声合唱のための
  【これが愛でないならば(No.132)/この日に恵みあれ(No.61)/愛の神よ、われらととどまり(No.192)/わが過ぎ去りし時に涙し(No.365)】
5.-7. 神々の轍跡Op.88(1978)~アルト、バリトンと混声合唱のための
  【われらみな家なきさすらい人…/そうだ、窓に目があり、壁に記憶があり…/神々は生きて行く…】
8. 西風Op.73a(1973)(混声合唱と語り手のための)
9.-10.ラメント-ブルレッタ(1957)
11.-13.《混声合唱のための4つの歌》Op.38a(1952)から【子供は積み上げ/スクリプト/春の歌】
14.わたしの木はカサマツOp.12 No.5(1944)
15.-18.混声合唱のための4つの歌Op.44b(1956)【水彩画/オペラ・コミーク/歌/子供の詩】
19. 賛美歌Op.50a(1959)
20. 青春Op.60(1966)~バリトンと混声合唱のための
21. 我らの地(わが祖国)Op.146(1999)~語り手と混声合唱のための
[CD2]
1.-3. 生の不安に否Op.120(1991)~語り手と室内合唱のための
  【孤独であっても孤立してはいない/鎧を捨てた感情表現/とがめず、許さねばならない】
4. ベーラ・バルトークへのオマージュOp.132(1995)~室内合唱と独唱者のための)
5. 夏の夜(1945)
6. 夏がやってきた(1943)
7. 岩礁の海の少年の歌(編曲)(1938)
8. 愛する友を失くし(編曲)(1936)
9. 少年は朝、出かけていき(編曲)(1937)
10.-12.娘たち Op.73b(1973)~混声合唱と独唱者のための3つのフィンランド民謡
  【夏の夕べに出歩き/牛呼び/ヘイッパティラッラ】
13.ヴァイナモイネンOp.147(2000)~語り手、混声合唱と4人の独唱者のための

ヘルシンキ室内合唱団、ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)
ヘルマン・ヴァレーン(バリトン)、シルック・リンタマキ(アルト)、リコ・エークルンド(語り)
イーダ・アントラ(ソプラノ)、スサンナ・トレット(アルト)、ヤルモ・レヘトラ(テノール)
ヴァルテル・マーサロ(バス)、ピーア・コムシ(ソプラノ)、トゥーラ・パーヴォラ(アルト)
マルクス・ニエミネン(バリトン)、サンポ・ハーパニエミ(語り)、トゥオマス・カタヤラ(テノール)
録音:2011年12月、2012年10月、2013年11月/YLE(フィンランド放送)スタジオ M2(ヘルシンキ、フィンランド)

★スウェーデン系フィンランドの作曲家エーリク・ベリマン(1911–2006)は、ロマンティックなスタイルから出発、1940年代後期からは十二音技法、音列、シュプレヒゲザングといったモダニズムの手法による作品によりフィンランド音楽の発展に大きく貢献しました。ベリマンは合唱指揮者としても活躍、彼が指揮者を務めた男声合唱団のために作曲し、没後10年の2016年にリリースされた『ベリマニアーナ』(Alba ABCD392)にも収録された作品や、混声合唱と児童合唱のための作品など、多くの合唱曲を手がけ、なんらかの形で合唱の関わる作品は、彼の作品リストの約半分を占めています。BISの新しいアルバム『エーリク・ベリマン 合唱作品集 1936年-2000年』で歌われるのは混声合唱を中心とした作品です。オストロボスニアの民謡を編曲、1936年に初演された《愛する友を失くし》、最初のオリジナル作品、1943年の《夏がやってきた》、ペール・ラーゲルクヴィストの詩に作曲、枝を広げていくカサマツの姿をポリフォニーによる「優美な音画」として示した《わたしの木はカサマツ》、1950年代、彼が調性から距離を置き始めたころに書かれた「ラメント」と「ブルレッタ」の一対の作品、スウェーデンのエーディト・セーデルグラーンの詩による《神々の轍跡》、ペトラルカの抒情詩集『カンツォニエーレ』による《ペトラルカ組曲》、ドイツの心理学者ペーター・ラウスターのテクストからインスピレーションを得た《生の不安に否》、ベリマンの気に入りの作曲家のひとり、バルトークへの《オマージュ》、J・L・ルーネベリ作詞のフィンランド国歌の歌詞を「モダニストの音楽アプローチ」による朗読と混声合唱のための作品とした《我らの地》、フィンランド叙事詩集『カレヴァラ』の第41章、「不滅の賢者」がカンテレを手に歌う歌をラーシュ・ヒュルデーンのスウェーデン語訳テクストに作曲した2000年の《ヴァイナモイネン》。《わたしの木はカサマツ》、《混声合唱のための4つの歌》の第1曲〈水彩画〉、フィンランド民謡による《娘たち》の3曲をのぞき、初めてCDで紹介されます。ヘルシンキ室内合唱団は1962年創設のアンサンブル。指揮者のニルス・シュヴェケンディークはドイツ生まれ。ケンブリッジのクレア・カレッジで音楽、フライブルクとヘルシンキで管弦楽と合唱の指揮を学び、フィンランド国立オペラ、SWRヴォーカルアンサンブル、オランダ放送合唱団などに客演し、2007年からヘルシンキ室内合唱団の芸術監督。ヘルシンキ芸術大学のシベリウス・アカデミーで教授として合唱指揮を教えています。

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