パヌフニク父娘

パヌフニク父娘のピアノ曲をイギリス期待の若手が見事に披露

  • アーティスト:クレア・ハモンド
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS-SA-2003
  • ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • 録音情報など:D D D 5.0 Surround Sound
  • 収録時間:71:29:00

TRACK LIST

パヌフニク父娘
①アンジェイ・パヌフニク:12の小練習曲
②アンジェイ・パヌフニク(ロクサンナ・パヌフニク編):ショパン讃歌 (3曲)
③アンジェイ・パヌフニク:ペンタソナタ (1984)
④アンジェイ&ロクサンナ・パヌフニク:祈り
⑤ロクサンナ・パヌフニク:第2の故郷
⑥ロクサンナ・パヌフニク:Glo (2002)
⑦アンジェイ・パヌフニク:リフレクションズ (1968)

クレア・ハモンド(ピアノ)
録音:2013年9月/ポットン・ホール、イギリス

★ SACD ハイブリッド盤。今年生誕百年を迎えるアンジェイ・パヌフニク(1914-1991) は、ルトスワフスキ、セロツキと並ぶ20世紀ポーランド音楽史の巨星。1954年に英国へ亡命し、この地で音楽活動を行なったものの、終生故国とその文化への愛着を断ち切らずにいました。近年では美人作曲家ロクサンナ・パヌフニクの父としても知られています。パヌフニクのピアノ・アルバムは初登場で大歓迎。 ★パヌフニクはピアニストとして、ルトスワフスキの2台のピアノのための「パガニーニの主題による変奏曲」を作曲者とともに世界初演したほどですが、ピアノ曲は意外に少なく、1947年の「12の小練習曲」、1968年の「リフレクションズ」、1984年の「ペンタソナタ」3作しかありません。いずれも技巧的でダイナミック。 ★このアルバムでは、愛娘ロクサンナが、父の作品の編曲もしくは父の精神を受け継いで作ったピアノ曲も収められています。興味深いのは、パヌフニク初期1949年の作で、もともと女声ヴォカリーズとピアノのために書かれ、後にフルートと弦楽オーケストラ用に編曲された「ショパン讃歌」全5曲中3曲のピアノ独奏用編曲。ポーランド民謡に基づき、きびきびとしたマズルカの第4曲などピアノ曲としても非常に魅力的。「祈り」はパヌフニクが未完で残した歌曲をロクサンナが完成させ、ピアノ曲にしたもの。死を前にしたパヌフニクの望郷の念と透明な思いが感動的。 ★さらに興味深いのは、ロクサンナが2003年に作曲し、2006年に改訂した彼女最初のピアノ曲「第2の故郷」。タイトルはもちろんポーランドのことで、ポーランド民謡「森のすみれよ」を主題にした変奏曲となっています。 ★演奏は若きイギリスの女性ピアニスト、クレア・ハモンド。イギリスには独特なピアニズムの伝統があるにもかかわらず、若いピアニストがほとんど現れないので非常に貴重。高度な技巧を駆使したフレッシュな演奏を繰り広げています。要注目の逸材と申せましょう。
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