ジョン・ピッカード:エデン~ブラス・バンドのための

ブラス関係者注目、ピッカードの話題作を名人団体
アイカンゲル=ビョルスヴィーク・ムシークラーグの演奏で

  • アーティスト:アンドレアス・ハンソン(指揮)
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS-SA-2061
  • ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • 録音情報など:D D D 5.0 Surround Sound
  • 収録時間:81:09

TRACK LIST

ジョン・ピッカード:
①エデン~ブラス・バンドのための (2005)
②交響曲第4番「ガイア交響曲」(1991-2003)

アンドレアス・ハンソン(指揮)、アイカンゲル=ビョルスヴィーク・ムシークラーグ
録音:2013年6月/アイッツボーグ教会(ベルゲン)

★SACDハイブリッド盤。注目の英国作曲家ジョン・ピッカード(1963-)。今回はブラス作品集ですが、神話を題材にしていて興味津々。「エデン」は2005年の全英ブラスバンド選手権の決選用課題曲として作曲されたもので、スコアには「失楽園」(渡辺淳一のではなくミルトンの方)の最終行が記されています。アダムとイヴがヘビにそそのかされてチエの実を食べてしまう有名なエピソードなどが描かれています。
★「ガイア交響曲」は交響曲第4番で、ブラスと打楽器のための演奏時間65分に及ぶ大作。最初は1991年にウェールズ・ユース・ブラスバンド振興会からの委嘱で、第2楽章「野火」を作ったことに始まり、増築するように拡大し、12年かけてこの形に落ち着きました。ガイアとはギリシャ神話の女神で、人類の祖先ともいわれます。
★興味深いのは、「野火」の4年後に同振興会から委嘱された第4楽章「石の男たち」。イギリス南部の有名なストーンヘンジを題材とし、「秋の朝」「冬の午後」「春の夕暮れ」「夏の夜/夜明け」の4部に分かれています。ストーンヘンジとは巨大な石を並べた古代遺跡で、おそらく信仰か儀式のためのものと言われていますが、夏至の朝、太陽の最初の光が、石の配置の中央に直接当たることとなっていて、この作品もその光線の描写で終結します。

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