ありそうで意外にないストラヴィンスキー・ヴァイオリン曲集に
グリンゴルツが挑戦!
- アーティスト:イリア・グリンゴルツ
- レーベル:BIS
- 品番:BISSA-2245
- 国内盤:(国内企画)
- ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- 収録時間:60:48
ありそうで意外にないストラヴィンスキー・ヴァイオリン曲集に
グリンゴルツが挑戦!
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン作品集
①パストラール
②「火の鳥」~王女たちのロンド/子守歌/スケルツォ
③歌劇「マヴラ」~ロシアの歌
④「ペトルーシュカ」~ロシア舞曲
⑤プルチネッラ組曲(全5曲)
⑥協奏的二重奏曲
⑦「ナイチンゲール」~ナイチンゲールの歌/中国行進曲
⑧ルジェ・ド・リル作曲(ストラヴィンスキー編曲):ラ・マルセイエーズ
イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、ペーター・ラウル(ピアノ)
録音:2016年2月/ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
★SACDハイブリッド盤。グリンゴルツによるストラヴィンスキーのヴァイオリン・アルバム。名ヴァイオリニストによる編曲ではなく、ストラヴィンスキーのオリジナルおよび彼自身の編曲を集めています。ストラヴィンスキーは弦楽器を「あまりに人声を連想させる」として好んでいませんでしたが、ヴァイオリニストのコハンスキとドゥシュキンとの出会いで彼らのためにヴァイオリン曲が産みだされました。「火の鳥」では「王女たちのロンド」と「子守歌」をコハンスキのために、「スケルツォ」をドゥシュキンのためにそれぞれ編曲しています。興味深いのが「プルチネッラ組曲」。1933年にストラヴィンスキーがドゥシュキンと共作した「イタリア組曲」はしばしば演奏されますが、それではなく1925年にコハンスキのために編曲したいわば初版。全5曲から成り、「イタリア組曲」より技巧的でまばゆい効果を発揮します。グリンゴルツの技巧とつややかな音色で、ストラヴィンスキーが最初に構想していた音世界を再現してくれます。