あまりの美しさに悶絶。
大歓迎のアーン・ピアノ曲
- アーティスト:フィリップ・ギヨン=エルベール
- レーベル:CONTINUO CLASSICS
- 品番:CC777-715
- ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 録音情報など:D D D
- 収録時間:59:42
あまりの美しさに悶絶。
大歓迎のアーン・ピアノ曲
①ドビュッシー:前奏曲集~デルフォイの舞姫/音と香りは夕べの大気の中に漂う/風変わりなラヴィーヌ将軍/月の光がそそぐテラス/パックの踊り/ミンストレル
②同:映像第2集~葉ずえを渡る鐘の音
③アーン:後悔/ハンカチーフに/大きな瞳/バッカス巫女の踊り/グッドバイ
④同:最初のヴァルス集~ヴァルスへのお誘い/ヴァルス第1番/ショパンの影/高貴なヴァルス
⑤同:ナイチンゲール狂乱~通りすがり/2枚のスカーフ/上品な香り/甘い夢/秋の太陽/マルス賛歌/後悔/肖像画/ウラヌス/ヘリオトープ/陶酔
⑥ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
⑦アーン:ニネット
フィリップ・ギヨン=エルベール (Pf)
[録音:2014月4月/スタジオ4:33(イヴリー=シュル=セーヌ)]
★ドビュッシーとアーンは、ほぼ同時代にパリで活躍し、ともにマスネを敬愛するなど共通点が多かったにもかかわらず、アーンの彼氏だったマルセル・プルーストが大のドビュッシー嫌いだったことに感化され、反目していたといわれます。その二人のピアノ曲を集めた画期的なアルバムが登場します。技法は異なるものの、国や時代の共通性か、むしろ良く似た感性に気づかせてくれます。
★アーンは生涯にかなりのピアノ独奏曲を残していますが、いずれも小品であるのと、メロディ・メーカーだったゆえか、モチーフの展開よりもオシャレで絶美なメロディを歌わせるものが多いため、あまりピアニストたちに注目されてきませんでした。しかしその美しさと、ベル・エポック風な色気は他に類がなく、急速に再評価が起きています。このアルバムはアーンのピアノ曲を21曲も収めた大歓迎盤。53曲から成る「ナイチンゲール狂乱」や11曲から成る「最初のヴァルス集」からの抜粋は他にも録音がありますが、初期の単独小品が貴重。当時アーンのガールフレンドだった美貌のバレリーナ、クレオ・ド・メロードとのプラトニックな思い出を綴っていると言われ、甘酸っぱい青春のページとなっています。
★フィリップ・ギヨン=エルベールはフランスの中堅。ベロフ、ペヌティエ、ピレシュ、チッコリーニらに師事。これまで室内楽のほかシューベルトやロシア音楽のアルバムをリリースしていますが、さすがフランス人、パリジャン的洒脱さとセンスの光るアーン芸術を聴かせてくれます。