歌と技巧にあふれるイタリアのピアノ・デュオ、
聴きたかった作品を集めた好企画で登場!
- アーティスト:デュオ・ミロワール
- レーベル:LIMEN
- 品番:CDVD048-C048
- ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD + DVD
- 録音情報など:STEREO、NTSC 16 : 9
- 収録時間:77:32
歌と技巧にあふれるイタリアのピアノ・デュオ、
聴きたかった作品を集めた好企画で登場!
[CD]
1. シェーンベルク:6つの小品(1896)
2. ラヴェル(ロケ編):序奏とアレグロ(連弾版)
3. 同(ガルバン編):優雅で感傷的なワルツ(連弾版)
4. カセッラ:戦争の記録Op.25b
5. レスピーギ(作曲者編):リュートのための古風な舞曲とアリア第1組曲
6. ルピス:「ああママ聞いて(キラキラ星)」による変奏曲(2010 /14)
[DVD]
④⑤⑥収録
デュオ・ミロワール【アントネッロ・ドノフリオ&クラウディオ・ソヴィエロ(ピアノ・デュオ)】
[録音:2014年リメン音楽スタジオ]
★いかにもありそうながら、他で聴くことの難しい作品を多数集めた好企画。シェーンベルクの「6つの小品」は、まだ無調に入る前のロマンティックな作品。かつて高橋悠治と坂本龍一の連弾による録音が出ていました。ラヴェルのハープと室内アンサンブルのための「序奏とアレグロ」は、作曲者自身による2台ピアノ版は何種かディスクも存在しますが、ラヴェルの許可でレオン・ロケが1911年に行った連弾版は、7つの楽器を1台に封じ込めた魔術のような編曲。非常に難しいものながら、デュオ・ミロワールは見事に再現。もうひとつの「優雅で感傷的なワルツ」のリュシアン・ガルバンによる編曲は、オリジナルのピアノ独奏曲からではなく、1912年にバレエ曲としてオーケストレーションされた版から行われました。こちらもオリジナルとの違いが興味津々。
★レスピーギ自身の編曲による「リュートのための古風な舞曲とアリア第1組曲」はさすがイタリアの演奏家らしい明るい歌い回しが絶妙。カセッラの「戦争の記録」は連弾とは思えぬすさまじく残虐な音響世界が広がります。
★デュオ・ミロワールは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院の同級生だったアントネッロ・ドノフリオとクラウディオ・ソヴィエロで結成。当初はラヴェルのスペシャリストを目指しましたが、現在ではモーツァルトからビル・エヴァンスまでをレパートリーとするヴィルトゥオーゾ・デュオとしてめきめきと名を広めています。
★DVDにはカセッラ、レスピーギ、ルピスの3篇が収められています。指遣いや手の交差法など、参考になることこのうえない貴重な映像となっています。