美しく楽しい、弦楽四重奏の「秘曲」ふたつ
- アーティスト:マルトフェルト四重奏団
- レーベル:COVIELLO CLASSICS
- 品番:COV-91607
- ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- 収録時間:51:17
美しく楽しい、弦楽四重奏の「秘曲」ふたつ
ラドゥ・パラディ(1927-2013):弦楽四重奏曲第1番ハ短調
ズデニェク・フィビヒ(1850-1900):弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.8
マルトフェルト四重奏団
録音:2015年6月28-29日、10月10-11日/ヴッパータール、インマヌエル教会
★マルトフェルト四重奏団は、ヴッパータール交響楽団のメンバーによって1980年に設立されたカルテット。現在のメンバーはヴッパータール交響楽団とケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団のメンバーで構成されていて、2010年から一緒に演奏しています。
★パラディはウクライナ、ルーマニアの作曲家で、ピアニスト、指揮者としても活躍。年代を見ると現代ですが、1956年に書かれたこの弦楽四重奏曲はそのタイトル通り明確な調性を持ち、ソナタ形式の第1楽章で始まり、ロンド・ソナタの第3楽章で締めくくられる古典的な佇まい(最後はハ長調!)。ゆったりとした第2楽章はバーバーのアダージョを思わせる絶品の美しさで一聴の価値あり。
★チェコの作曲家フィビヒの弦楽四重奏曲はスケルツォを含む4楽章構成。同郷のドヴォルザークを連想せずにはいられない民謡性を持っています。ハイライトは終楽章。次々繰り出されるメロディとリズムがとにかく楽しく、かつ緊張感の解けない構築力にうならされます。