理想郷アルカディアをテーマにした
17世紀イタリアの作曲家の室内カンタータ集
- アーティスト:ペーパー・カイト・アンサンブル
- レーベル:COVIELLO CLASSICS
- 品番:COV-91719
- ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:61:18
理想郷アルカディアをテーマにした
17世紀イタリアの作曲家の室内カンタータ集
幸せな時間
レグレンツィ(1626-1690):カンタータ「Cinzia dolente e mesto」、ソナタ"La Bevilacqua" Op.8-6
ボノンチーニ(1670-1747):室内楽のための12のソナタ ニ長調、
カンタータ「バルバラ、不実な妖精よ」
D.スカルラッティ:カンタータ「O qual meco Nice cangiata」
ペーパー・カイト・アンサンブル
マリー・ヘーシェン(ソプラノ)アントニオ・デ・サルロ(ヴァイオリン)
ラファエル・ロト(ヴァイオリン) ギレルモ・トゥリーナ(チェロ)
フェリックス・シェーンヘル(チェンバロ)
★古代ギリシャの理想郷アルカディアは、17世紀芸術に影響を与えました。このアルバムは、バロック時代のレグレンツィ、ボノンチーニ、スカルラッティの3人の作曲家が”幸せな時間(Felice un tempo)”という同じテーマで作曲した室内カンタータを収録しています。
ドメニコ・スカルラッティの父アレッサンドロは多くの室内カンタータを残しています。アレッサンドロの没後は、息子ドメニコ、そしてレグレンツィらにその伝統が継承されています。ドメニコの室内カンタータも父アレッサンドロと同様に表情豊かな美しい旋律に彩られています。ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690)は、ヴァイオリニストであった父から音楽の手ほどきを受け、ベルガモの教会のオルガニストとなります。その後フェラーラの音楽院の楽長を経て、ヴェネツィアへ移りサン・マルコ大聖堂の楽長となりました。17世紀最大の作曲家の一人と言われ、後世に多大な影響を及ぼした作曲家でありましたが、現在は自身の作品の録音は少なくその音楽性に触れる機会はあまりません。ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747)はボローニャの聖ジョヴァンニ大聖堂で楽長職を務める等の活動をし、多くのオペラやミサ曲を作りました。1720~32年まではロンドンに滞在し、主にオペラ作曲家として名を馳せました。