妄想が産みだした稀有の共演
- アーティスト:テレーム
- レーベル:COVIELLO CLASSICS
- 品番:COV-91724
- ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:65:48
妄想が産みだした稀有の共演
楽興の時~シューベルトとジャヌカン、妄想の友情
①シューベルト:
そっと、そっと歌おうD635/ゴンドラの漕手D809/楽興の時第1番ハ長調/
ナイチンゲールに寄すD196/愛による幸せD55/楽興の時第2番変イ長調/
時の流れのうちにD710
②クレマン・ジャヌカン:夜ごと夜ごとに/ひばり
③アドリアン・ルロワ:ファンタジー
④ジャヌカン:鳥の歌/愛と死と生
⑤ルロワ:ブルゴーニュのブラーンル組曲
⑥セルミジ:あなたは私を悩ませる
⑦ジャヌカン:ナイチンゲール
⑧シューベルト:ナイチンゲールD724/楽興の時第3番ヘ短調/セレナードD920/おやすみD903
テレーム【ゾーレン・ラヴァナン=リンケ(メゾソプラノ)、ラニ・オレンシテイン(ピアノ)、
ジュリアン・フロイミュート(アルト)、リオール・レイボヴィチ、
イーヴォ・ハウン(テノール)、ブレノ・クィンデーレ(バリトン)、
ツィヴ・ブラハ(リュート)、ジャン=クリストフ・グロッフェ(バスと指揮)】
録音:2016年11月/アレゲマイネ古文書館(バーゼル)
★シューベルト(1797-1828)とクレマン・ジャヌカン(1485頃-1558頃)が会うことができて、音楽について楽しく語りあったら、という妄想を具現化したアルバム。妄想の主は声楽アンサンブル「テレーム」の指揮者でバス歌手のジャン=クリストフ・グロッフェ。自身ジャヌカンを演じ、ジャケットでは今風の男たちのシューベルティアーデの中で、意味深な全裸を晒しています。
★ロマン派のオーストリアの作曲家と16世紀のフランスの作曲家には何の接点もないように思われますが、実は多くの共通点があります。ともに膨大な声楽曲を残し、その歌詞を吟味したこと。その多くを友人たちとの楽しみのために書いたこと、主に男声のために書かれていること等々。
★ここでは妄想をできるだけ現実化させるため、ピアノは1813年製のフォルテピアノを使用。北ドイツの貴族の家で200年間所蔵されていた楽器を2015年にクリストファー・カーンが修復しました。また選曲も凝っていて、シューベルトの「知られたくないセクシャリティの部分」を暴露しているとのことです。