マルタ・アルゲリッチVol.5

初出。アルゲリッチとリッチのレニングラード・ライヴ

  • アーティスト:マルタ・アルゲリッチ
  • レーベル:DOREMI
  • 品番:DHR-8040
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 録音情報など:MONO

TRACK LIST

マルタ・アルゲリッチVol.5

①ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12の3
②プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.115
③バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(ジェルトレル編)
④同:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
⑤サラサーテ:序奏とタランテラOp.43
⑥ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調

マルタ・アルゲリッチ (Pf)
①-⑤ルッジェーロ・リッチ
録音:1961年4月21日 レニングラード・フィル大ホール(ライヴ)
⑥エルネスト・ブール(指揮)南西ドイツ放送交響楽団
録音:1960年2月4日 バーデン・バーデン(放送用セッション)

★ファン狂喜のDoremiアルゲリッチ・シリーズ、第5弾の登場。今回はすべて初出音源なうえ、アルゲリッチ唯一の演奏作品も多いのが驚きです。
★注目は1961年4月21日に旧ソ連レニングラードのフィルハーモニー大ホールで行なわれたルッジェーロ・リッチとのリサイタル。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3番が予想以上の素晴らしさ。この作品は主役がピアノと言っても過言でありませんが、若きアルゲリッチの天衣無縫なピアノを存分に堪能できます。典型的な乗った時のアルゲリッチで、その推進力、緊張感は息をつく暇もない凄さ。43歳のリッチも触発され、エネルギーを発散しています。プロコフィエフとバルトークのソナタは、彼ひとりの演奏ですが、当時絶頂期だったリッチの録音もメチャメチャ貴重。本当に凄いです。
★さらに嬉しいがサラサーテの「序奏とタランテラ」。伴奏とはいえ、アルゲリッチのサラサーテはこれしか聴くことができませんが、自然なスペイン色の表出が見事。あらためてサラサーテがスペインの作曲家であったことを認識させてくれます。
★ラヴェルのピアノ協奏曲は、往年の指揮者エルネスト・ブールとの共演。アルゲリッチの十八番ですが、当時19歳の若さはこの時期の魅力ですが、ピアノの音色が七色なアルゲリッチ・マジックに驚嘆。ピアノ音楽史の宝と申せましょう。

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