名のみ高かったモラフスキの作品がついに日の目を見た
- アーティスト:クラウディナ・シュルツェ=ボロニェフスカ、ユルゲン・ブルンス
- レーベル:EDITION ABSEITS
- 品番:EDA-27
- ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:64:19
名のみ高かったモラフスキの作品がついに日の目を見た
ポーランド・アブロード~交響詩
グジェゴシュ・フィテルベルク:交響詩「鷹の歌」
エウゲニシュ・モラフスキ:交響詩「もう二度と」
ラクス:ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲
タンスマン:ロッテルダムのエラスムスを讃えて
クラウディナ・シュルツェ=ボロニェフスカ(Vn)
ユルゲン・ブルンス(指揮)フランクフルト・ビランデンブルク国立管弦楽団
録音:2006年3月、5月
★シマノフスキの親友としてその普及に尽力したフィテルベルクと、リトアニアの天才作曲家・画家チュルリョーニスの親友で、独立運動に加担したためロシア政府当局から国外追放となったモラフスキ。彼らの作品はほぼ聴くことができなかったので、ポーランド音楽ファン狂喜の録音出現と申せましょう。このふたりは「若きポーランド派」という当時の芸術運動と関係していて、その偶像だったリヒャルト・シュトラウスの強い影響を感じさせます。タンスマンの作品はオランダ政府の委嘱で1968年に作曲された4曲から成る充実作。エラスムスの名E-R-A-S-M-E を、ミ・レ・ラ・シ♭・ミ・ミと音名象徴にしているのがショスタコーヴィチを思わせます。親友チュルリョーニスの影響で美術も学んだモラフスキの絵画が、ジャケットに使われているのもファン感涙です。