ベートーヴェンのピアノ用補聴装置を再創造
- アーティスト:トム・ベギン
- レーベル:EVIL PENGUIN RECORDS
- 品番:EPRC-0025
- ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
ベートーヴェンのピアノ用補聴装置を再創造
ベートーヴェン:
・ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
・ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
・ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
トム・ベギン[ピアノ/ジョン・ブロードウッド&サンズ
(ロンドン、1817年、シリアル番号7362)のレプリカ(クリス・メーネによる2013年製)]
録音:2016年7月19-21日
★1818年、ブロードウッドのピアノがベートーヴェンのもとに届きました。ベートーヴェンはこのピアノを生涯気に入りましたが、晩年ベートーヴェンは難聴に苦しみました。1820年、ピアノ製作者のアンドレ・シュタインが、地元のブリキ職人の協力を得て、巨大な「Gehoermaschine(聴くための機械、補聴装置)」を作らせました。このベートーヴェンの装置を再制作し、ベートーヴェンの晩年のソナタを録音するプロジェクトに乗り出したのが、トム・ベギン。
18世紀のピアノ作品を演奏、研究し、書籍も発行しています。トム・ベギンは、ベートーヴェンの会話帳の記述などを元に、協力を得て、ジャケットにあるような装置を作り出しました。時に倍音などの振動が、装置を通じて奏者の指にまで伝わることもあったといいます。ベートーヴェンの創造の軌跡を追う貴重な試みです。