ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調/
ヤナーチェク:交響的組曲「イェヌーファ」

《超優秀録音》
マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響
ドヴォルザークの第8交響曲
ヤナーチェクの「イェヌーファ」組曲

  • アーティスト:マンフレート・ホーネック
  • レーベル:REFERENCE RECORDINGS
  • 品番:FR-710SACD
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • 録音情報など:5.1チャンネルステレオ
  • 収録時間:[TRACK1]39:03 [TRACK2]23:02

TRACK LIST

・ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調op.88 (39’03”)
・ヤナーチェク(編曲:マンフレート・ホーネック&トマーシュ・イレ):
 交響的組曲「イェヌーファ」(23’02”)

マンフレート・ホーネック(指揮) ピッツバーグ交響楽団
収録:2013年10月11-13日/ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ・デジタル)
 プロデューサー&編集:ディルク・ソボトカ(sound mirror)
 バランス・エンジニア&マスタリング:マーク・ドナヒュー(sound mirror)
 レコーディング・エンジニア:ジョン・ニュートン(sound mirror)
 ハロルド・チェンバーズ(ピッツバーグ響)

★SACDハイブリッド盤。オーディオファイル御用達、リファレンス・レコーディングスへの鮮烈なるデビュー盤「シュトラウスの交響詩集(FR.707SACD)」がまだ記憶にあたらしい、マンフレート・ホーネック指揮ピッツバーグ響による最新作は、ドヴォルザークとヤナーチェク。ボヘミアとモラヴィアが生んだ大作曲家ふたりをカップリングしたプログラムは、2013年10月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールで、前作と同じサウンド・ミラーのチームによってライヴ収録されたものです。 【巧みな指揮とオケの機動性が際立つドヴォルザークの交響曲第8番】 チェコの風土を強く感じさせる交響曲第8番はドヴォルザークのオリジナリティが開花した人気曲。ホーネックは、ここでも思い切った表現で振幅のおおきな音楽を聴かせてくれます。 たっぷりと濃厚に序奏を終えたあと、第1楽章も主部に入ると躍動感がグングン増してゆき、これから始まるドラマチッックな展開を予感させます。こうしてハイテンションで強烈にたたみかけるいっぽうで、歌うべきところでは、たとえば第3楽章のメランコリックな舞曲もめいっぱいむせび泣くように歌い上げています。 そのうえ、変奏曲の形式を採るフィナーレの扱いもじつに巧み。やがて訪れるコーダの爆発まで、よく練られた構成力にホーネックの非凡さをあらためてみる思いがします。 2008年以来、ホーネックが音楽監督を務める手兵ピッツバーグ響は相変わらずの好調ぶり。ホルンをはじめ、オーボエにフルートと、各パートを受け持つ奏者たちのヴィルトゥオジティも際立ち、世界屈指のスーパー・オケとしていまを轟く楽団の高い機動性が印象的です。 【ホーネック自らも編曲に参加、ヤナーチェクの交響組曲『イェヌーファ』】 アルバム後半の交響組曲「イェヌーファ」は、2013年にホーネックとチェコの作曲家でギタリストのトマーシュ・イレとが、ヤナーチェクの同名オペラからエッセンスを抽出し、音素材を抜群のセンスで切れ目なくつなげ、単一楽章の組曲形式のオーケストラ曲として仕上げたもの。 ヤナーチェクの全創作のうち、最も重要なオペラは民俗色ゆたかな歌と踊りの宝庫。この組曲版では、劇中より以下の音楽が含まれています。 ・第1幕のシュテヴァと合唱「遠くはるかで」 ・第2幕のイェヌーファのアリア「それじゃあの子は死んだのね、わたしのかわいいあの子は」 ・第1幕のシュテヴァと合唱が繰り広げるヴェルブンクの歌と踊り ・第1幕のブリヤのアリア「若い者は自分の苦難に耐えるものだよ」 ・第3幕の合唱「エイ、かあさん、かあさん、あたしのおかあちゃん」 ・第2幕幕切れの音楽 ・第3幕幕切れの音楽 編曲にあたっては、ほんのいくつかの例外を除いて、ほとんどヤナーチェクのオリジナルの器楽編成に従ったとのことで、心のひだを克明かつ緻密に描く、ヤナーチェク独特の手の込んだ管弦楽法と独創的な世界を手軽に味わえてたいへん魅力的な仕上がりとなっています。
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