あまり聴く機会のないフルート協奏曲を
若手がフレッシュに再現
- アーティスト:カトリン・クリスティアンス
- レーベル:HAENSSLER
- 品番:HC-16099
- ジャンル:ジャンルクラシック協奏曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:56:07
あまり聴く機会のないフルート協奏曲を
若手がフレッシュに再現
①インドジフ・フェルト:フルート協奏曲 (1954)
②テオドラキス:アダージョ (1993)
③ヴァインベルク:フルート協奏曲第2番Op.148b (1987)~弦楽オーケストラ伴奏版
カトリン・クリスティアンス(フルート)
ルーベン・ガザリアン(指揮)ヴュルテンベルク室内管弦楽団
録音:2016年10月12-14日/フリーナ文化会館(フライン)
★カトリン・クリスティアンスはハイデルベルク出身のドイツの女性フルート奏者。祖父の叔父がデンマークの大作曲家カール・ニールセンという家系で、6歳よりフルートを始め、23歳でハイデルベルク交響楽団の首席フルート奏者となりました。
★ここではチェコ、ギリシャ、ポーランド=ロシアの作曲家による20世紀後半の協奏作品が集められています。いずれも前衛的ではなく、民族色あふれ魅力的。インドジフ・フェルト(1925-2007) の協奏曲はバルトークを思わす運動性に満ちた作品で、フルートの協奏曲としては珍しい兇暴な音響が現れます。ヴァインベルクの「フルート協奏曲第2番」はもともとフル・オーケストラのための作品ですが、ここでは作曲者による弦楽オーケストラ版の世界初録音。テオドラキスはポピュラー・ソングも有名ですが、この「アダージョ」は彼のメロディ・メーカーぶりを示したもので、映画音楽のような情緒纏綿たる作品となっています。ヴァインベルクとテオドラキスは暗い作風ですが、若きクリスティアンスの情念に満ちたフルートに引き込まれます。