Compassion: The Music of John Coltrane

2007年6月22日、コルトレーン没後40周年記念に録音された
デイヴ・リーブマン、ジョー・ロヴァーノによるトリビュート作!!
敏腕プロデューサー、ゼヴ・フェルドマンが一聴して
リリースを確信した演奏が、Resonanceによって蘇る!!
ジャケット写真のコルトレーンは、Chuck Stewart

  • アーティスト:Dave Liebman & Joe Lovano
  • レーベル:RESONANCE RECORDS
  • 品番:HCD-2030
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 付属品:24Pブックレット

TRACK LIST

Dave Liebman & Joe Lovano /
Compassion: The Music of John Coltrane

1. Locomotion (6:11)
2. Central Park West/Dear Lord (8:10)
3. Olé (8:46)
4. Reverend King (5:20)
5. Equinox (6:39)
6. Compassion (17:27)

メンバー:Dave Liebman(ts 1,6, ss 2,3,5,6, wooden recorder 3, C flute 4),
Joe Lovano(ts 1,2,3,5,6, aulochrome 6, alto cl 4, Scottish fl 3),
Phil Markowitz(p), Billy Hart(ds), Ron McClure(b)

◆エヴァンス、ジャコ、ウェスなど、数多くの未発表音源を発掘し、歴史を塗り替えていると言っても過言ではない大注目のレーベル、Resonance Recordsから、現代ジャズ・サックスの巨匠2人、デイヴ・リーブマンとジョー・ロヴァーノによるコルトレーン・トリビュート作がリリース!!2007年6月22日、コルトレーン没後40周年記念にNYのスタジオで、BBCラジオ放送の為にレコーディングされたもので、一度放送されたのみ。Resonanceのプロデューサー、ゼヴ・フェルドマン氏は、この録音を一度聴いて、Resonanceでリリースしなければならないと確信したという。また、今年がコルトレーン没後50年であり、そういった意味でも特別な作品である。全てコルトレーンの楽曲で、最大の賛辞を贈る。
◆マイケル・ブレッカーとの3ホーンで結成したバンド“Saxophone Summit”をはじめ、幾度となく共演し、作品のリリースもしているリーブマンとロヴァーノ。今作も、現在の“Saxophone Summit”のメンバーを集めるつもりだったが、ラヴィ・コルトレーンとセシル・マクビーの予定が合わず、今回のメンバーとなった。
◆「コルトレーンの曲を演奏するには、同時代の仲間の助けが必要になる。」と、リーブマンは語る。「『このレコードを初めて聴いたとき…』と話すと、『そう、私もそう思った!』と、打てば響く。」という、同時代に同じ理解を構築した仲間である。今作のメンバーはもちろんそんな仲間だ。
◆コルトレーンの楽曲は各年代で曲想もコンセプトも全く異なる。Saxophone Summitでは後期作品に重点を置いてきたが、今作は、リーブマンとロヴァーノ自身の為にも、そして没後40周年を記念するためにも、すべての時期から演奏曲を選択することにしたという。
◆1曲目“Locomotion”は、オリジナルでは『Blue Train (1957)』の3曲目に収録されているもの。原曲の雰囲気とはまるで違い、モード~コンテンポラリーなアプローチで吹きまくる。この曲では2テナー、最初のソロがリーブマン、2人目がロヴァーノ。2曲目“Central Park West/Dear Lord”はバラードのメドレーだ。“Central Park West”はロヴァーノのテナーを、“Dear Lord”はリーブマンのソプラノをフィーチャー。3曲目“Olé”は、スパニッシュ・スケールを用いた曲で、シンプルな構造ゆえに、フィル・マーコヴィッツのハーモニー・アイデアの多彩さが際立つ。4曲目“Reverend King”は、キング牧師に捧げた曲であるという。ここでリーブマンはCフルートを使用。基本的にCメジャースケールしか出せないフルートである。5曲目“Equinox”はシンプルなマイナー・ブルース。6曲目“Compassion”は17分にもおよぶ熱演で、後期の品“Meditation”に収録されているこの曲の、コルトレーンが徐々にフリーになっていく様子を表現しているかのようである。ロヴァーノはソロ中にオーロクロームという、ソプラノ・サックスが2本繋がったような変わった楽器を使用する。
◆コルトレーンを心から尊敬し、自らを後継者としても位置付けるデイヴ・リーブマン。だからこその、変遷するスタイルを研究した表現、バラードの深み、フリー・ジャズへのアプローチは非常に興味深い。
◆ジャケットのロヴァーノとリーブマンは、日本人カメラマンの林直樹氏、コルトレーンは、数々のジャズメンを撮り続け、『至上の愛』のジャケット写真も手掛けた、Chuck Stewartによる。
◆メンバーの証言やインタビュー及び、アシュリー・カーンの解説を掲載した24ページのブックレット付き。


「私たちはコルトレーンを聴いて成長した。私たちは40代、50代の人の演奏を見ている20代の若者ではない。コルトレーンが生きている時代に生きていた。(中略)コルトレーンは私たちのDNAに染みついている。」 - Dave Liebman

「この録音をResonanceから発売できることを誇りに思う。このグループの非凡な才能を堪能しつつ、ジョン・コルトレーンの遺産を共に賛美して欲しい。」 - Zev Feldman

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