J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻―前奏曲とフーガ ハ長調

幻のデビュー盤、待望の復活!
カフェ・ツィンマーマンのチェンバリスト、
セリーヌ・フリッシュの実に新鮮なバッハ!!

  • アーティスト:セリーヌ・フリッシュ
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMA-1951707
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:63:17

TRACK LIST

J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第2巻―前奏曲とフーガ ハ長調 BWV870
フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
組曲 イ短調 BWV818a
トッカータ ニ長調 BWV912
イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808

セリーヌ・フリッシュ(Cemb)
録音:1999年11月

★人気古楽団体カフェ・ツィンマーマンのチェンバリストとしてお馴染みのセリーヌ・フリッシュ、実はデビュー盤はHMF の新人音楽家シリーズでの発売でした(HMN 911707 廃盤 2000年発売)。フリッシュは当時まだ20代半ば、ヴァイオリニストのパブロ・ヴァレッティと共にカフェ・ツィンマーマンを結成した直後のことでした。フランス組曲、イギリス組曲を中心としたオール・バッハのこのCD は、そのたいへんに新鮮な演奏によって一部では大いに話題になったものの、まだフリッシュが無名同然だったためほどなくして廃盤。フリッシュの名が知られるようになった頃には入手の難しい幻の名盤になっていました。今回、MUSIQUE D'ABORD で待望の復活です。 若きフリッシュのバッハは、基本的にフランス風の軽く透明感のある音色の演奏で、これはト長調の明るいフランス組曲第5番で存分に効果を発揮しています。かと思えば鮮やかな指捌きで切れ味鋭い音楽を奏でたり(BWV818a のフォル・ゲのカッコイイこと!)、弾むリズムで生き生きとした舞曲を鳴らしたり(イギリス組曲第3番のガヴォット)、思い切った攻めで瞠目させたり(トッカータのアダージョ)、などアプローチが自在で新鮮なのが大きな魅力です。もちろん曲によっては憂いや情感もたっぷり。どの曲からも若い才能の瑞々しい感性が伝わってくるバッハ集です。アンソニー・サイディ製作のハープシコードも素晴らしい音色で鳴り響いています。
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