プーランク: スターバト・マーテル

プーランクが友人の死を悼んで書いたスターバト・マーテル
精緻に書かれた合唱を 名団体カペラ・アムステルダムの演奏で
清廉なソプラノ・ソロはサンプソン!

  • アーティスト:キャロリン・サンプソン、カペラ・アムステルダム、エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMC-902149
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

プーランク(1899-1963):
①スターバト・マーテル
②テネブレの七つの応唱
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
カペラ・アムステルダム、エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
ダニエル・ロイス(指揮)
録音:2012年6月

★プーランクの輝かしいハーモニー感覚が冴えわたる2作品の登場。
★ 1949年、画家クリスティアン・ベラールが亡くなりました。彼は当時のパリの中心的芸術家のひとりで、コクトーの映画や舞台の美術なども手掛けた人物で、プーランクの友人でもありました。プーランクは彼の死に際しレクイエムを書く予定でしたが、このジャンルがあまりに大掛かりすぎると考え、友人の魂をなぐさめるための祈りの心を、聖母マリアに向けて作曲することにしたのです。ソプラノ・ソロと混声合唱のためのスターバト・マーテルは、なんといっても素晴しく書かれた合唱パートが特徴。ソプラノ独唱の楽章でも、合唱も非常に重要な役割を果たしています。合唱も充実していますがソプラノ・ソロの美しさも格別で、バッハ・コレギウム・ジャパンでもおなじみのキャロリン・サンプソンがソロを務めているのはうれしいかぎりです。
★テネブレの7つの応唱は、1959年12月、バーンスタインからの委嘱(ニューヨーク・フィルのための作品)を受けて書かれたもの。ボーイ・ソプラノと男声合唱のために書かれたもの(現在は混声合唱で演奏されることがほとんど。この録音も混声合唱による演奏です)で、プーランク自身の投影でもある少年(ボーイ・ソプラノ)が受難や死という運命について思い悩む姿を中心に作品は進行していきます。プーランクならではの鮮やかな光を感じさせる和声感は圧巻。最高のハーモニーでプーランクを味わえる1枚です。

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