ブラームス: ピアノ三重奏曲第1番ロ長調(初稿版)、ピアノ四重奏曲第3番ハ短調

安定した美しい演奏を聴かせる
トリオ・ヴァンダラーのブラームス

  • アーティスト:トリオ・ヴァンダラー
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMC-902222
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:73:54

TRACK LIST

ブラームス:
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8(初稿版)
ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60※

トリオ・ヴァンダラー
【ジャン=マルク・フィリップス=ヴァイジャベディアン(ヴァイオリン)
ラファエル・ピドゥー(チェロ)、ヴァンサン・コック(ピアノ)】
クリストフ・ゴーゲ(ヴィオラ)※
録音:2015年1月、ベルリン、テルデックス・スタジオ

★1987年結成されたトリオ・ヴァンダラー。1999年からハルモニア・ムンディでリリースを続けており、そのどれも高い評価を得ています。古典派から現代まで幅広いレパートリーをもち、各メンバーの技術力の高さはもとより、3人の息のあったアンサンブルで繰り広げられる演奏は圧倒的。
★今回リリースされるのはブラームス。以前2枚組のピアノ三重奏曲全集(廃盤)に続くもの。ブラームスはピアノ三重奏曲を3曲書いています。1854年に第1番の初稿が完成、1866年に第3番を書き終えた後、1891年に第1番を自身の手によって大幅に改訂しています。ブラームスは通常改訂版を出した場合は、オリジナル版を破棄していますが、これはブラームスが唯一自ら2つの版を残した作品。現在演奏されるのは改訂版がほとんどで、トリオ・ヴァンダラーも全集の際は改訂版で録音しています。2つの版は主題を入れ替えたり、長さを短縮したりと大幅に書き直されています。初稿版はやや冗長になっている部分もありますが、若々しい輝きも感じ取ることができます。トリオ・ヴァンダラーの演奏は、しなやかで自然体の表現が魅力的で、3人の個性が見事にとけあった美しい演奏を聴かせてくれます。カップリングには、ヴィオラのクリストフ・ゴーゲを迎えピアノ四重奏曲第3番を収録。後期特有の難解さはありますが、円熟の境地に達したともいえる音楽を、深い情緒を感じさせる演奏で聴かせます。
★トリオ・ヴァンダラーは2016年6月に日本ツアーが予定されています。

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