パッヘルベル:4月の嵐~組曲、カノン、アリア集

アマンディーヌ・ベイエ率いる古楽アンサンブル、リ・インコーニティ
パッヘルベルの<音楽の楽しみ>を軽やかに弾むように演奏
あの「カノン」も収録!

  • アーティスト:アマンディーヌ・ベイエ
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMC-902238
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:79:00

TRACK LIST

パッヘルベル:4月の嵐~組曲、カノン、アリア集

1.音楽の楽しみ~パルティータ第5番ハ長調
2. いかに儚き、ああ、いかに空しき、人の人生よ ※
3. 音楽の楽しみ~パルティータ第2番ハ短調
4. 月の嵐 ※
5. 音楽の楽しみ~パルティータ第6番変ロ長調
6. 組曲4声のパルティータト長調
7. 我が命とその十字架 ※
8. 音楽の楽しみ~パルティータ第3番変ホ長調
9. 音楽の楽しみ~パルティータ第4番ホ短調
10. 善良なヴァルター、我らの市参事会員 ※
11. 音楽の楽しみ~パルティータ第1番ヘ長調
12. おお、偉大なムーサの光 ※
13. カノンとジーグ

アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン) リ・インコーニティ
※ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
録音:2015年7月アルセナル文化センター

★アマンディーヌ・ベイエ率いる古楽アンサンブル、リ・インコーニティによるパッヘルベルの室内楽、アリア集。パッヘルベルといえば、本アルバムの最終曲として収録されている「カノン」が大変有名で、世界中で親しまれています。この曲は本来3本のヴァイオリンと通奏低音による「カノンとジーグ」が対になった作品。軽快なテンポと3声部の絡みが立体的な色彩を構築し、素晴らしい手腕で対位法、カノン進行を処理しており、まさに彼の代表作と言える楽曲です。
★パッヘルベルは現代では「癒し」の音楽の代表のような扱いですが、アイゼナハ、エルフルト、シュトゥットガルト、ニュルンベルクなど、教会・宮廷オルガニストとして活躍、バッハ以前のドイツの作曲家として最も重要な人物の一人です。オルガニストとしても多忙でありましたが、大変な多作家でもありました。オルガン作品はもちろんのこと、その他の鍵盤楽曲、室内楽、声楽曲、典礼作品など多岐に渡っています。
★室内楽曲のうち最も重要な作品が、1695年ニュルンベルクへ移ってから出版された<音楽の楽しみ>。この曲集は、2つのヴァイオリンと通奏低音による6つの組曲からなっています。組曲はソナタと一連の舞曲からなり、その多くがフランス風様式で書かれ、特に第4、5番は壮大なシャコンヌで締めくくられており、ドイツの語法から離れていった手法がうかがえます。ベイエ&リ・インコーニティの演奏はタイトル通り音楽の楽しさを表現するような、明るく生き生きとした演奏を聴かせてくれます。
★また、テノールのハンス・イェルク・マンメルを迎え、アリアが組曲の間に収録されています。パッヘルベルのアリアのほとんどは、祭典、洗礼、葬式、新年などの特別な行事のために書かれたもので、艶やかな独唱が響き渡る作品です。

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