ラモー(1683-1764):歌劇「イポリートとアリシー」組曲、ベルリオーズ(1803-1869):幻想交響曲

ハーディング、注目新譜の登場
ラモーとベルリオーズの作品に真向勝負!

  • アーティスト:ダニエル・ハーディング
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMC-902244
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

ラモー(1683-1764):歌劇「イポリートとアリシー」組曲
ベルリオーズ(1803-1869):幻想交響曲 op.14

ダニエル・ハーディング(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
録音:2015年10月、ベルワルト・ホール(ストックホルム)

★充実著しいハーディングによる注目のアルバムの登場。1975年生まれのダニエル・ハーディング。2016-17シーズンからはパリ管弦楽団の音楽監督にも就任、ますますの充実ぶりで世界が注目しています。ここで共演しているスウェーデン放送響でも2007年から音楽監督を務めてほぼ10年、互いに好相性なのは、イザベル・ファウストと共演したバルトークのヴァイオリン協奏曲(HMC 902146/ KKC 5384)などでも既に広く知られるところです。
★ここでハーディングが取り上げたのは、バロックの大家ラモーと、ロマン派の極みのベルリオーズ。いっけん遠い存在のようですが、歌劇「イポリートとアリシー」の初演が1733年、「幻想交響曲」の初演が1830年と、主要作品の初演で考えると100年も離れていません。イポリートとアリシーは1733年10月にラモー初のトラジェディ・リリックとして初演されましたが、この作品で、ラモーは、アリアと合唱の役割を再考し、舞曲と描写的な管弦楽曲で、器楽の面でも革命をおこしました。いっぽうの幻想交響曲も、具体的な表現の対象をもつ標題音楽の先がけとして、固定楽想などの革新的な技法が用いられています。ハーディングはそれぞれの作品のドラマを際立たせながら、刺激的なハーモニーやリズムなど、オーケストラを巧みに導きながら効果的に響かせています。フランスの巨匠による重要作品の核心に迫る演奏です。

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