ルイ王朝のターフェルムジーク
- アーティスト:ヒューゴ・レーヌ(指揮)
- レーベル:HARMONIAMUNDI
- 品番:HMY-2921337
- ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
- 価格:オープン価格
- 形態:4CD
ルイ王朝のターフェルムジーク
ドゥラランド(1657-1726):王の晩餐のためのサンフォニー(全曲)
CD1
・トランペット協奏曲
・第1組曲
・第2組曲
・第3組曲
CD2
・グラン・ピエス、パッサカイユ
・第4組曲
・第5組曲
・第6組曲(フロールまたはトリアノンのバレのエア)
CD3
(・第6組曲続き)
・第7組曲
・第8組曲
・第9組曲(メリセルトのバレのエア)
CD4
(・第9組曲続き)
・第10組曲(妖精のバレのエア)
・第11組曲(平和のバレのエア)
・第12組曲(第3のカプリスを構成するエア)
ヒューゴ・レーヌ(指揮)ラ・サンフォニー・ド・マレ
録音:1990年5,7月/エクス=レ=バン、パレ・デ・コングレ
★ドゥラランドは、1714年から太陽王の宮廷に仕えており、この「王のためのサンフォニー」は王が食事をする際に演奏するための音楽。完全なスコアは出版されておらず、したがって、この録音が初めての全曲録音盤でした。パリの国立図書館に所蔵されていたものなど様々な自筆譜の資料をあたり、苦労しながら調査・研究を進めた結果がこの録音というわけです。いる2つの資料。第1はルイ14世のために書かれたもの(12組曲(計185楽曲))、そして第2はルイ15世(18組曲(計300楽曲))のために書かれたもの。第2の中には第1の楽曲も含まれてはいますが曲順が変わっているなど必ずしも完全一致ではありません。基本的にこの録音ではルイ14世のために作曲された第1版に基づいています。ルイ14世のために書かれたものも最初は10組曲(1703年の資料)でしたが、1713年にドゥラランドはもう2つの組曲を付け加えています。ルイ14世はこの12の組曲から、その時の気分に合わせて好きな曲をリクエストしながら食事を楽しんだということです。このサンフォニーはその後50年ほどにも渡って宮廷内外で、食事の時以外の機会にも愛奏されていたということです。リコーダーの鬼才、ヒューゴ・レーヌのデビュー盤でもある、貴重な「王の晩餐のためのサンフォニー」全曲録音の復活です。