クラーク ・テリーが育て ,クインシー・ジョーンズに託した才能
ジャスティン ・コフリン , ワールド ・デビュー!
ストレート ・アヘッドかつメロディ・センス息づく演奏
盲目であるという障害を越えた音楽の気持ちが詰まった一作
- アーティスト:Justin Kauflin
- レーベル:JAZZ VILLAGE
- 品番:JV-579003
- ジャンル:ジャンルジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
クラーク ・テリーが育て ,クインシー・ジョーンズに託した才能
ジャスティン ・コフリン , ワールド ・デビュー!
ストレート ・アヘッドかつメロディ・センス息づく演奏
盲目であるという障害を越えた音楽の気持ちが詰まった一作
Justin Kauflin / Dedication
ジャスティン・コフリン / デディケーション
1. Elusive(quartet)
2. B Dub(quartet)
3. For Clark(trio)
4. The Professor(quartet)
5. Epiphany(quartet)
6. Tempest(trio)
7. No Matter(quartet)
8. Where Are You(quartet)
9. Up And Up(trio)
10. Lasting Impression(quartet)
11. Mother's Song(solo)
12. Thank You Lord(quartet)
メンバー:
Justin Kauflin Quartet:Justin Kauflin(p, key-M5.10), Billy Williams(ds), Christoper Smith(b),
Matt Stevens(g), with Ethan Haziza(nylon g-M12)
Justin Kauflin Trio:Justin Kauflin(p, key-M6), Billy Williams(ds), Christoper Smith(b)
★2013年、2014年、クインシー・ジョーンズのワールド・ツアー・メンバーとして抜擢され、日本にも来日を果たした注目のピアニスト、ジャスティン・コフリンの本格デビュー・アルバムが登場!!
★6歳からクラシック・ピアノとヴァイオリンを演奏し、専門的な教育を受けるものの、11歳で、完全に視力を失い大きなハンディキャップを背負うことになったジャスティン。しかし、そんな苦難もものともせず、ジャスティンはキャリアを積んできました。
☆15歳の時にはプロとして各地のジャズ・フェスティヴァルで演奏旅行。普通の視力をもつ人たちと同等に2004年に高校を卒業したのち、ニュージャージーのウィリアム・パターソン大学で、運命的な出会いを果たします。
★その出会いこそ、正真正銘のジャズ・レジェンド、クラーク・テリーとの邂逅!!
★2015年94歳の生涯を閉じたクラーク・テリーの生涯を描いたドキュメンタリー映画『Keep on Keepin' on』は、カウント・ベイシー・バンドやデューク・エリントン・バンドで活躍した頃から描き、ハービー・ハンコックや、ウィントン・マルサリス、テリリン・キャリントンら、クラーク・テリーを尊敬するアーティストが登場し、数々の証言をしていますが、映画の中心は、このジャスティンとの交流。その二人の姿を見れば、若き才能を見守るクラーク・テリーの姿があり、またジャスティンが受けた影響が測り知れないことが感じられますが、中でも、ジャズのグルーヴ感を、歌いながら教える場面は、シンプルにして巨匠ならではのジャズの揺るがない本質をみるようで印象的といえます。
★そして、そんなジャスティンがここに描き上げるのは、作曲センスも光る卓越したメロディ・ラインが息づく演奏。
☆マルグリュー・ミラーをメンターとして仰いだことも大きくうなずける、ストレート・アヘッドなジャズ・センスと、コンテンポラリーな風合いのミックスも絶妙の塩梅。
☆クインシー・ジョーンズによる影響もあってか、4分から、長いものでも6分という長さを中心にした曲の数々は、キャッチーさも魅力。
☆話題のギタリスト、マット・スティーヴンスも好演。軽やかなアンサンブルと共に、感情豊かなメロディを繰り広げていく演奏は、狭義のカテゴライズを越え、良質のジャズを求めるファンの耳に響くものといえましょう。
☆中でも、師匠クラーク・テリーに捧げたM3(For Clark)は尽くしがたい感謝の念を美しいメロディに託した絶品のバラード。またゴスペル・ムードが底流に流れるM11(Mother's Song)には、若くして、晩年のオスカー・ピーターソン辺りも彷彿とさせますし、そこから自然につながるラスト(Thank you Lord)は、正に神への感謝そのもの。愛に溢れた演奏が感動的を呼びます。
★障害云々で音楽を語ることは、時として音楽そのものとの純粋な関係を壊すことも。しかし、30歳を前にしてこの懐の深ささえ感じさせる表現や音楽の温かみは、ジャスティンの人生の深みとも繋がっているようにも感じます。
★自らとかかわった人々への感謝の気持ちを捧げた一作。90歳のクラーク・テリーが見込み、80歳のクインシーに託した才能が生んだ渾身の一作です。
*ジャスティン・コフリンの母方の祖母は、日本人。つまり、日系人(クォーター)で、あり、日本にも強い思いを抱いているとのこと。
*2014年には、クインシ-・ジョーンズのワールド・ツアーで来日し、フィーチャーされました。クインシーの秘蔵の才能の中でも注目を集めました。
*ドラマー、Jae Sinnettのトリオ作のメンバーでもあり、マイナー・ピアノ・トリオ・ファンから注目された存在でもあります。