ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

これぞアルゲリッチの「春の祭典」
凄すぎる迫力、ロックのようなリズムとテンポ
神業としか言いようのない一期一会の記録

  • アーティスト:マルタ・アルゲリッチ、酒井茜
  • レーベル:KING INTERNATIONAL
  • 品番:KKC-039
  • 国内盤:(国内企画)
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 録音情報など:D D D
  • 付属品:日本語解説付

TRACK LIST

1. ストラヴィンスキー(作曲者編):バレエ音楽「春の祭典」(4手版)
2. プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
3. 同:バレエ音楽「ロミオとジュリエット」Op.75
 ~少女ジュリエット/モンテッキとカプレッティ/マーキュシオ
4. ラヴェル(酒井茜編):マ・メール・ロワ(独奏版)

マルタ・アルゲリッチ①、酒井茜(Pf)
録音:2014年6月/オーディトリウム・ステリオ・モーロ(ライヴ)①
2015年2月21日/キング関口台第1スタジオ②‐④

★キングインターナショナル自社制作の新譜です。2014年6月に行われたルガーノ音楽祭から、アルゲリッチと愛弟子・酒井茜のピアノ・デュオによるストラヴィンスキーの「春の祭典」をCD化。アルゲリッチは同曲を同年4月にバレンボイムと録音、さらに5月に酒井茜とフォル・ジュルネ・オ・ジャポンで演奏、そして6月にルガーノで披露しました。フォル・ジュルネでの演奏でも日本の聴衆の度肝を抜きましたが、その一ヶ月後の演奏はさらにこなれ、ニュアンスの多様さは大オーケストラにひけをとらぬばかりか、「アルゲリッチの春の祭典」という世界を作り上げています。
★酒井茜も完全に音楽へ入り込み、魔術のような霊感あふれる演奏をアルゲリッチと繰り広げています。2台ピアノで奏しているため、手の重複やペダルの自由度も富み、アンサンブルは精密の極み。どんなに複雑な個所もテンポが遅くなることなく進むところなど、まさにアルゲリッチの真骨頂。
★フィル・アップは酒井茜の新録音。得意のプロコフィエフと、酒井自身が独奏用に編曲したラヴェルの「マ・メール・ロワ」。アルゲリッチも激賞する独特な語り口全開。プロコフィエフのピアノ・ソナタ第3 番が説得力満点。ことに歌い込む部分での味わいは格別で、プロコフィエフの魅力を再発見できます。また某CMで有名になった「ロミオとジュリエット」の「モンテッキとカプレッティ」の迫力にも圧倒されます。そしてラヴェルの「マ・メール・ロワ」ではデリカシーの極みを聴かせてくれます。

◆レコード芸術 2015年10月号 特選盤
4.90935E+12

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