超感動的!
カントルーブがセヴラック追悼で書いた秘作
日に目を見た!!
- アーティスト:深尾由美子
- レーベル:KING INTERNATIONAL
- 品番:KKC-047
- 国内盤:(国内企画)
- ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 録音情報など:DDD 192kHz, 24bit 国内製造品
- 付属品:日本語帯・解説付
超感動的!
カントルーブがセヴラック追悼で書いた秘作
日に目を見た!!
失われた時の音楽~セヴラック・アルバム
①セヴラック:即興曲第2番 嬰ハ短調
②同:ラングドック地方で(全5曲)
③同:休暇の日々第1集(全8曲)
④カントルーブ:友の思い出「デオダ・ド・セヴラックへのオマージュ」
深尾由美子(ピアノ)
録音:2016年2月29日、5月16日/キング関口台第1スタジオ
★フランス音楽、ことにセヴラックの作品に熱意を燃やすピアニスト深尾由美子の最新アルバム。前作ジェラール・プーレとのヴァイオリン作品のCD(KKC-028)はレコード芸術誌特選となりました。洒脱で独特の香りに満ちたフランス・ピアニズムを聴かせてくれます。
★今回はセヴラックの大作「ラングドック地方で」と親しみやすい「休暇の日々第1集」をメインに驚きの円熟した解釈を聴かせてくれます。さらにセヴラック1898年頃の習作「即興曲第2番」が大歓迎。シューマンの影響が濃いものの、セヴラックならではのメロディにあふれていて非常に魅力的。新しい宝物を見つけたような気持ちになります。
★もうひとつの注目は、「オーヴェルニュの歌」で知られるカントルーブのセヴラック追悼曲「友の思い出」。カントルーブはセヴラックに私淑し、多大な影響を受けました。彼はセヴラックの死後、未亡人から遺品の整理を頼まれ、1929年8月にセヴラックの書斎でスケッチや未完成作品の目録を作りました。その際に強いインスピレーションを受けて「友の思い出」を一気に作曲したといわれます。もとは「月桂樹」と題された3曲から成るオーケストラ曲の第2曲ですが、カントルーブ自身によるピアノ独奏版の自筆譜を入手して今回世界初録音。セヴラックの作品中で情念あふれる「リヴィアのキリスト像を前にしたらば曳きたち」と「春に墓地の片隅で」からの引用がみられ、カントルーブの落涙と慟哭で進み、驚くほど感動的なクライマックスを迎えます。セヴラック好きは涙なしにすませられない作品を、深尾由美子が入魂の演奏で聴かせます。
◆レコード芸術 2017年9月号 特選盤
深尾由美子
桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ科卒業、フランス・リヨン国立音楽院室内楽コースを首席で終了。フランス音楽、ことに作曲家デオダ・ド・セヴラックについて研究。カタルーニャ人のピアニスト、テレサ・リャックーナ女史、オルガン奏者でセヴラック研究の権威ピエール・ギヨー氏らとの出会いから、研究のために2003年~2006年渡仏、各地で多数演奏会を行うほかラジオ放送・講演などに出演する。深尾由美子セヴラックコンサート・シリーズを主催し、ピアノ曲や室内楽曲を含むコンサートでは両国でセヴラック・ファンを作り、その解釈には高い評価を得ている。これまでに、テレサ・リャックーナ、青柳いづみこ、岩崎淑、林秀光、加藤伸佳、レオニード・ブルンベルク、ジャン・クロード・ペヌティエ氏に師事。